保育について

園の広場

つぼみぐみ【着たり・脱いだり】

 0歳児は、まだ自分で着たり脱いだりすることはできませんが、2~3歳児になると自分で出来るようになってきます。0歳児だから『できない』ではなく援助するときに「手を通すよ」「足、ここよ」等と、今何をしているかを伝え、子ども自身が意識できるようにしています。声をかけることで子どもが自ら手を袖の方にもっていったり足をもち上げたりして、着脱させようとする大人に協力する姿が見られるようになります。この行為は、今から着脱が一人で出来るための第一歩となりますので、ご家庭でも声掛けを大切にして行ってみて下さい。

7月の目標

*健康・安全・保健衛生に注意しながら、一人ひとりの健康状態に合わせ、暑い夏を快適に過ごせるようにする
*保育者と一緒に遊ぶ中で、少しずつ水や砂などの感触に触れて夏の遊びを楽しむ


ももぐみ【カエルさん・かたつむりさん大好き】

 雨が降り続き、窓際で「あめ」と言いながら外を眺める子ども達。お部屋には、雨が好きな「カエル」や「カタツムリ」の絵を壁に掲示してあり、『カエルのうた』や『カタツムリ』の曲が聞こえてくると、言葉にしたり、掲示している絵を指さしたり、中には体で表現して教えてくれる子もいます。特に『カエルのうた』はお気に入りで、ピアノを低い音で弾くと全身を使って大きなカエルを表現し、高い音の時は体をかがめて小さなカエルを表現して楽しんでいます。大好きなカエルさんでしたが、本物のカエルの登場にはびっくりしてあとずさりをする子もいました。他にもカエルやカタツムリになって、跳んだり這ったりして体を動かして遊ぶこともできました。

7月の目標

*暑い夏を快適に過ごしながら簡単な身の回りのことを自分でしようとする
*保育者や友達と一緒に水遊びや様々な感触遊びを楽しむ

すみれぐみ【ピッカピカの歯】

 6月の歯の衛生週間では、ばい菌退治ごっこをしたり遊びの中で歯磨きの大切さを知らせていきました。給食後、歯磨きの時間になると「お口の中のばい菌さんをやっつけよう」と保育者が声をかけると一生懸命磨こうとする姿が見られる反面、歯ブラシを口に入れてすぐに「できた」と磨いてもらうのを待っている子と様々です。虫歯をつくらない、丈夫な歯を作るために歯磨きは大切なことであることや、「前歯」「奥歯」などを知らせながら、歯ブラシをきちんと歯に当てて磨けるようにしていきたいと思います。園と家庭での歯磨きの習慣をつけていきながら、虫歯のない歯をつくっていきましょう。

7月の目標

*夏季の保健衛生に留意し、健康に過ごせるようにする
*保育者や友達と関わりながら様々な素材に触れ、夏ならではの遊びを楽しむ

たんぽぽぐみ【楽しかったイチゴ狩り】

 先月、天気にも恵まれイチゴ狩りに行ってきました。子ども達は、農家さんが育てた大切なイチゴであること、採る時は赤いイチゴをヘタの部分から採ることを事前に話をしていきました。ハウスの中は蒸し暑さがありましたが、子ども達はイチゴに夢中でした。しかし、いざ採るとなるとイチゴが葉っぱに隠れて見つけられなかったり、どのイチゴを採ろうか迷う姿もあり、保育者と一緒に赤いイチゴを探して採ることができました。頑張って採ったイチゴが3時のおやつに出ると嬉しそうに「採ったイチゴだ。」とおいしく頂き、子ども達にとってとても貴重な経験ができた一日でした。

7月の目標

*夏期の健康・安全に留意しながら、快適に過ごせるようにする
*夏期の生活の仕方を知り、身の回りのことを自分でしようとする
*夏ならではの遊びや動植物に興味や関心を持ち、友達や保育者と楽しむ

ゆりぐみ【にこにこ看板を作りました】

 みんなで作ったにこにこ看板。園では『にこにこ運動』と称して“ポイ捨て禁止”“スピード注意”等の地域の美化や交通安全の看板を作って取り付けたり、実際に園周辺のゴミ拾いを行なったりしています。今回、近くの公民館敷地内のゴミ拾いをすると、ジュースの空き缶やお菓子の袋などが落ちており、子ども達は「あっ、ごみがあった」「こっちにもあった」と積極的に拾っていました。「汚い街は嫌だ」「ゴミはごみ箱にすてないといけない」と実感していました。この経験が、自分の身の回りの片付けや整理整頓にも繋ぐことができればと思っています。

7月の目標

*夏期の健康・衛生に留意し、快適に過ごせるようにする
*夏ならではの全身を使った遊びを保育者や友達と楽しむ
*身近な動植物や夏の自然現象に触れ、興味・関心をもつ

さくらぐみ【絞って、拭いたよ!】

 お掃除の手伝いとして、雑巾がけを一緒に取り組み始めました。初めは、雑巾の絞り方の要領がわからない、お尻を上げて進むことが難しいようでしたが、少しずつ慣れてきて一生懸命取り組んでいます。小学校へ行くと、掃除の時間があるので必ず雑巾を絞ることになります。就学したときに困らないためにも、雑巾やタオルなどを絞る経験を積んでいきたいと思っています。まだ絞る力が弱く、保育差が仕上げに絞って水が流れると「えっ!~頑張ったのにまだ出る」と驚く子ども達ですが、経験を重ねることで力もついてくると思います。ご家庭では絞ることがありますか?お手伝いの一つとしてテーブルを拭く時などお子さんの絞る力を見てみてください。

7月の目標

*夏期の健康・安全な過ごし方を知り、自ら行う
*夏ならではの遊びを楽しむ中で全身を動かして遊ぶ
*友達と協力しながら、一つのことに向かって頑張ることに喜びを感じる

つぼみぐみ【始めての感触遊び】

 先月は、いろいろな感触遊びを楽しみました。人工芝やエアーキャップなどに触れ最初は怖がっていた子ども達でしたが保育者が遊びに誘うと触ったり、歩いたりしながら徐々に慣れ楽しんでいる姿が見られました。また、砂遊びも砂場に裸足で入り、砂の感触を全身で感じました。砂の感触に驚き泣いてしまう子や自分から砂に触ろうと手を伸ばす子など反応は様々でしたが、一人ひとりのペースで楽しむことができました。今後も五感(見る・聴く・味わう・嗅ぐ・触れる)で感じられる遊びや体験ができる環境を作って子ども達の成長を育んでいきたいと思います。

6月の目標

*体調の変化や清潔に気を配り、梅雨期を心地よく過ごせるようにする
*梅雨期の自然に触れながら遊び、晴れ間には戸外に出て身体を動かすことを楽しむ

ももぐみ【こいのぼりで遊んだよ】

 先月は、こいのぼりに関連した遊びをしました。特にお気に入りだったのが、こいのぼりトンネルの中で楽しそうに笑いあっている姿は微笑ましかったです。また、こいのぼりの歌をうたうと体を揺らして歌う子や中庭で泳いでいるこいのぼりを見て「ぼり!」と言葉で知らせる子、指差しをして嬉しそうに知らせてくれる子と様々でした。この時、大人が子どもの言葉や指差しにどのように対応するかが子どもの発達にとても重要で、「こいのぼりが泳いでいるね」「気持ちよさそうだね」等と言葉を添えることで、子どもは受け入れてもらえたという喜びから伝えたい、話したいという欲求がさらに高まります。子どもが伝えようとする気持ちを代弁しながら言葉の発達に繋げていきたいです。

6月の目標

*梅雨期の衛生面や感染症に気をつけながら、気持ちよく過ごせるようにする
*梅雨の自然や生き物に興味を持ちながら、様々な遊びを楽しむ

すみれぐみ【食べれるよ!】

 子ども達が大好きな給食の時間。苦手な食べ物があるKちゃんは「これ嫌~」と食材を見て言っていましたが、周りのお友達が「美味しいね~」というのを見て一口だけ食べてみることに。すると…「見て!先生食べたよ」」と気が付く一口のつもりがお皿の中が空っぽに!「えっ!すごい、全部食べたの!」と保育者が聞くと「うん、おいしかった」と笑顔で教えてくれました。周りのお友達の姿を見て、苦手な食べ物も少しだけでもでも頑張って食べてみようとするKちゃんのある日の給食の時間でした。今後も美味しい給食を食べながら、食への興味を引き出していきたいです。

6月の目標

*梅雨時期を健康・安全に配慮しながら、一人ひとりが快適に生活できるようにする。
*梅雨の自然を見たり、触れたりして興味をもつ

たんぽぽぐみ【おかあさん、いつもありがとう】

 先月、母の日にちなんで、おかあさんごっこをしました。その中で「お母さんは、お家でどんなことをしてくれる?」と聞くと「ご飯を作ってくれる」「お洗濯」「お布団も敷いてくれるよ」などの声が聞かれました。おままごとでは、エプロンをつけたりスカーフを頭に巻いて料理をする子、ぬいぐるみを赤ちゃんに見立てておんぶし、お世話をする子など一人ひとりがお母さんになりきって楽しく遊んでいました。また、プレゼントを作った際には「いつ渡すの?」「ありがとうって言う」と待ち遠しい様子の子ども達でした。お片付けなどお手伝いが大好きな子ども達なので、ご家庭でも簡単なお手伝いをお願いしてみて下さい。

6月の目標

*衛生的で安全な環境を作り、梅雨期を快適に過ごせるようにする
*生活の仕方がわかり、身の回りの始末を自分でしようとする
*梅雨期の自然を見たり小動物に触れたりして興味や関心をもつ

ゆりぐみ【おいしいトマトにな~れ】

 トマトの苗を植えました。実際、トマトの苗を目にして、葉っぱの形や大きさを見たり触れたり、匂いを嗅ぎ、五感を通してその特徴を知ることができました。絵本で野菜の生長過程を見ていたこともあり、野菜が育つためには「水」「太陽」「土」が必要だという事を覚えていて、苗を植える際も優しく土をかぶせたり水やりができていました。順番に水やりをしながら、苗の生長を観察し、早くトマトが実をつけないか楽しみにしている子ども達です。隣の畑ではさくら組さんが栽培しているナスときゅうりも生長しているので、一緒に観察しながらそれぞれの野菜の育ちの特徴に気づくことができればと思っています。

6月の目標

*梅雨期の健康・安全・衛生面に気を配りながら、心地よい生活ができるようにする
*生活の仕方がわかり、身支度や片付けなどに自ら取り組む
*梅雨期の身近な自然事象、小動物に興味・関心をもち、観察したり触れたりしながら、それらの面白さ、不思議さに気づいていく

さくらぐみ【歌っていいね♪】

 先月は、運動会の歌を元気に歌っていた子ども達。口を動かしてメロディを聞いて・・回数を重ねるごとに楽しく歌えるようになっており、音程を合わせたり、曲調に合わせて声色を変えることも頑張っています。歌詞の中にどのような物語があるのか一緒に考えると、いろいろな反応があり、子ども達の新鮮な視点に驚かされることもあります。どんな歌をうたっているのか尋ねてみて下さい。そこで、今月は月の歌でもある『あめふりくまのこ』の歌詞を自分なりにイメージして、絵に表現することにも挑戦してみたいと思っています。

6月の目標

*梅雨期の過ごし方を知り、衛生習慣を身につける
*梅雨期の自然事象や動植物に興味・関心をもって関わる
*自分の考えや思いを出し合いながら遊び、友達や異年齢児との繋がりを広げる