保育について

園の広場

つぼみぐみ【始めての感触遊び】

 先月は、いろいろな感触遊びを楽しみました。人工芝やエアーキャップなどに触れ最初は怖がっていた子ども達でしたが保育者が遊びに誘うと触ったり、歩いたりしながら徐々に慣れ楽しんでいる姿が見られました。また、砂遊びも砂場に裸足で入り、砂の感触を全身で感じました。砂の感触に驚き泣いてしまう子や自分から砂に触ろうと手を伸ばす子など反応は様々でしたが、一人ひとりのペースで楽しむことができました。今後も五感(見る・聴く・味わう・嗅ぐ・触れる)で感じられる遊びや体験ができる環境を作って子ども達の成長を育んでいきたいと思います。

6月の目標

*体調の変化や清潔に気を配り、梅雨期を心地よく過ごせるようにする
*梅雨期の自然に触れながら遊び、晴れ間には戸外に出て身体を動かすことを楽しむ

ももぐみ【こいのぼりで遊んだよ】

 先月は、こいのぼりに関連した遊びをしました。特にお気に入りだったのが、こいのぼりトンネルの中で楽しそうに笑いあっている姿は微笑ましかったです。また、こいのぼりの歌をうたうと体を揺らして歌う子や中庭で泳いでいるこいのぼりを見て「ぼり!」と言葉で知らせる子、指差しをして嬉しそうに知らせてくれる子と様々でした。この時、大人が子どもの言葉や指差しにどのように対応するかが子どもの発達にとても重要で、「こいのぼりが泳いでいるね」「気持ちよさそうだね」等と言葉を添えることで、子どもは受け入れてもらえたという喜びから伝えたい、話したいという欲求がさらに高まります。子どもが伝えようとする気持ちを代弁しながら言葉の発達に繋げていきたいです。

6月の目標

*梅雨期の衛生面や感染症に気をつけながら、気持ちよく過ごせるようにする
*梅雨の自然や生き物に興味を持ちながら、様々な遊びを楽しむ

すみれぐみ【食べれるよ!】

 子ども達が大好きな給食の時間。苦手な食べ物があるKちゃんは「これ嫌~」と食材を見て言っていましたが、周りのお友達が「美味しいね~」というのを見て一口だけ食べてみることに。すると…「見て!先生食べたよ」」と気が付く一口のつもりがお皿の中が空っぽに!「えっ!すごい、全部食べたの!」と保育者が聞くと「うん、おいしかった」と笑顔で教えてくれました。周りのお友達の姿を見て、苦手な食べ物も少しだけでもでも頑張って食べてみようとするKちゃんのある日の給食の時間でした。今後も美味しい給食を食べながら、食への興味を引き出していきたいです。

6月の目標

*梅雨時期を健康・安全に配慮しながら、一人ひとりが快適に生活できるようにする。
*梅雨の自然を見たり、触れたりして興味をもつ

たんぽぽぐみ【おかあさん、いつもありがとう】

 先月、母の日にちなんで、おかあさんごっこをしました。その中で「お母さんは、お家でどんなことをしてくれる?」と聞くと「ご飯を作ってくれる」「お洗濯」「お布団も敷いてくれるよ」などの声が聞かれました。おままごとでは、エプロンをつけたりスカーフを頭に巻いて料理をする子、ぬいぐるみを赤ちゃんに見立てておんぶし、お世話をする子など一人ひとりがお母さんになりきって楽しく遊んでいました。また、プレゼントを作った際には「いつ渡すの?」「ありがとうって言う」と待ち遠しい様子の子ども達でした。お片付けなどお手伝いが大好きな子ども達なので、ご家庭でも簡単なお手伝いをお願いしてみて下さい。

6月の目標

*衛生的で安全な環境を作り、梅雨期を快適に過ごせるようにする
*生活の仕方がわかり、身の回りの始末を自分でしようとする
*梅雨期の自然を見たり小動物に触れたりして興味や関心をもつ

ゆりぐみ【おいしいトマトにな~れ】

 トマトの苗を植えました。実際、トマトの苗を目にして、葉っぱの形や大きさを見たり触れたり、匂いを嗅ぎ、五感を通してその特徴を知ることができました。絵本で野菜の生長過程を見ていたこともあり、野菜が育つためには「水」「太陽」「土」が必要だという事を覚えていて、苗を植える際も優しく土をかぶせたり水やりができていました。順番に水やりをしながら、苗の生長を観察し、早くトマトが実をつけないか楽しみにしている子ども達です。隣の畑ではさくら組さんが栽培しているナスときゅうりも生長しているので、一緒に観察しながらそれぞれの野菜の育ちの特徴に気づくことができればと思っています。

6月の目標

*梅雨期の健康・安全・衛生面に気を配りながら、心地よい生活ができるようにする
*生活の仕方がわかり、身支度や片付けなどに自ら取り組む
*梅雨期の身近な自然事象、小動物に興味・関心をもち、観察したり触れたりしながら、それらの面白さ、不思議さに気づいていく

さくらぐみ【歌っていいね♪】

 先月は、運動会の歌を元気に歌っていた子ども達。口を動かしてメロディを聞いて・・回数を重ねるごとに楽しく歌えるようになっており、音程を合わせたり、曲調に合わせて声色を変えることも頑張っています。歌詞の中にどのような物語があるのか一緒に考えると、いろいろな反応があり、子ども達の新鮮な視点に驚かされることもあります。どんな歌をうたっているのか尋ねてみて下さい。そこで、今月は月の歌でもある『あめふりくまのこ』の歌詞を自分なりにイメージして、絵に表現することにも挑戦してみたいと思っています。

6月の目標

*梅雨期の過ごし方を知り、衛生習慣を身につける
*梅雨期の自然事象や動植物に興味・関心をもって関わる
*自分の考えや思いを出し合いながら遊び、友達や異年齢児との繋がりを広げる

つぼみぐみ【保育園楽しいよ!】

 泣いて保育者に抱かれることが多かった子ども達も少しずつ園生活に慣れ、保育者の元を離れて一人遊びができるようになってきました。低月齢児は腹ばいになり玩具に手を伸ばそうとしたり、高月齢児は歩行器を押して歩くことを楽しんでいます。他にも、お部屋ではボール遊びやマットの山を上り下りしたり、トンネルをハイハイでくぐったりして体を動かしています。また、戸外では心地よい風を感じながらカートでの散策や歩ける子は靴を履いて歩くことを保育者と一緒に楽しんでいます。0歳児は月齢で発達の差が大きいので、一人ひとりの成長にあった遊びを提供して楽しませていきたいと思います。

5月の目標

*疲れが出やすい時期なので、個々の生活リズムを大切にし、機嫌よく過ごせるようにする
*室内、戸外での探索活動を楽しんだり、保育者と触れあい遊びをしたりして体を動かして遊ぶ

ももぐみ【お歌・手遊びだーいすき♡】

 「お歌の時間だよ」と声をかけると嬉しそうに座り始める子ども達。春の歌では「チューリップ」「ちょうちょ」「このぼり」が好きで保育者の身振りを真似したり言葉にはなっていないけれど、声を出して歌ったりして歌の時間を楽しんでいます。また、手遊びでは「アンパンマン」が大好きで「大きいアンパンマン」の時は全身を使い、「小さいアンパンマン」の時は指で小さく表現したり、声色も大きいの小さいのと子ども達なりに表現したりしながら最後のポーズまできめてくれます。今後もいろいろな歌を歌ったり身体で表現しながら楽しんでいきたいと思います。

5月の目標

*保育者に不安や甘えなど受け止めてもらいながら生活リズムを整え、安心して過ごせるようにする
*春の自然に興味を持ち、見たり触れたりしながら遊びを楽しむ

すみれぐみ【チューリップかわいいな】

  すみれ組の部屋にチューリップの花が飾ってありました。玄関にも植えてあったので子ども達は興味津々!「〇〇色だね。かわいいね」と間近で観察する姿がとても可愛く、歌の時間は手の平で花の形を作って元気に歌っています。また、Aちゃんは花びらが散っているのを悲しそうに見ていて「チューリップこわれちゃった」と一言。「散る」という表現ができなくて「こわれちゃった」と表現したAちゃんですが、チューリップを思う優しい気持が保育者にも伝わり、子どもの感受性の豊かさに改めて驚いた瞬間でした。子どもの心からの言葉を大切に受け止め・共感しながらも正しい言葉での表現も知らせていきたいと思います。

5月の目標

*保育者の援助を受けたり仕方を知らせてもらいながら、身の回りのことを自分でしてみようとする
*春の自然を感じながら、保育者や友達と一緒に身体を動かして遊ぶ

たんぽぽぐみ【たんぽぽさんになったよ】

 子ども達は少しずつ新しい環境に慣れてきて、気の合うお友達と楽しく過ごしています。少しずつ友達の存在が大きくなってきて、友達との会話を楽しむ姿も見られるようになってきました。その反面、普段の生活の中での挨拶や返事などは、まだ恥ずかしいのか小さな声になってしまったり言えない子もいます。何かを頼むときは「おねがいします」、してもらったら「ありがとう」など一つひとつ知らせながら、場に応じた挨拶が自然と言えるようにしていきたいと思います。そのためにも、まず私たち大人から元気に明るい挨拶をしていきましょう。

5月の目標

*一人ひとりの欲求を十分に満たし、情緒の安定した生活ができるようにする
*保育者に知らせてもらいながら、身の回りのことをやってみようとする
*友達や保育者と好きな遊びを見つけて楽しむ

ゆりぐみ【春の草花や虫の観察】

 暖かくなり戸外でのびのびと遊ぶ子ども達。たんぽぽやシロツメクサを集めて遊ぶ子やダンゴムシやテントウムシを見つけて観察する姿など、春の自然にたくさん触れて楽しんでいます。虫眼鏡や図鑑をもって戸外へ出て「この花何て名前かな?」と調べたり、虫眼鏡を使ってダンゴムシの足の数をかぞえたりしながらいろいろな発見をすることができました。図鑑で同じ花を見つけて「カタバミって書いてある」と疑問に思ったことが解決した時や「ダンゴムシの足って10本ぐらいじゃない?」と予想し、正解の本数を知ったときは、とてもうれしい表情をしていました。これからもいろいろな自然に触れていきたいと思います。

5月の目標

*自分で出来ることに喜びを感じ、身の回りのことをしようとする
*春の自然に興味・関心を持ち、草花・虫などを見たり触れたりして楽しむ
*戸外で思いきり体を動かして気の合う友達や保育者と一緒に遊ぶ

さくらぐみ【お話聞かせて!!】

 進級してしばらくは、新しい保育者と目が合うドキツとした表情を見せることもありましたが、少しずつ慣れて自分から「先生、昨日ね…」と話をしたり、ブロックで作ったものを得意げに説明する等、子ども達はいろいろな表情を見せています。慣れてきたことによってトラブルも増えてきていますが、自分の気持ちを伝える、相手の気持ちを知れるよう促しながら仲立ちしています。トラブルの場面だけでなく、言葉での説明が難しく気持ちを飲み込んでしまう姿も見られているので、保育者が言葉を補ったり気持ちの代弁をしながら関わることも多いです。ご家庭でも子ども達の話を聞いたり、気持ちを尋ねたりしながら言葉で伝わる喜びに共感していただければと思います。

5月の目標

*生活の仕方がわかり、身の回りのことを積極的にしようとする
*戸外で自然に触れたり、十分に身体を動かして遊ぶことを楽しむ
*友達と一緒に目標に向かって頑張る