保育について

園の広場

つぼみぐみ【まねっこ だいすき!】

 いろいろな物に興味をもち、保育者の動きを模倣して楽しむようになってきました。お集まりの歌の時「どんぐりコロコロ♪」の曲で腕をグルグル回したり「大きなクリの木の下で♪」は、大きな木・中くらいの木・小さい木を真似して作ったりして楽しんでいます。中には保育者が歌うのを真似てして言葉にはなっていませんが歌っているかのように声を発している子もいます。春は何も話せなかった子ども達も少しずつ喃語を発するようになり、今では保育者が話すことも少しずつ理解し話したことに反応することも多くなりました。真似っこ遊びや歌遊びなどいろいろな遊びを楽しみながら発語につなげていきたいです。

12月の目標

*感染症に留意し、一人ひとりの健康状態を把握しながら丈夫な体をつくる
*冬の自然に親しみながら、保育者と一緒に季節の遊びや行事を楽しむ

つぼみぐみ【よいしょ!よいしょ!】

 トイレの時間には、ズボンの脱ぎ着も一緒に取り組んでいます。月齢の高い子は、ズボンを穿くときに「ぎゅー」と声掛けをすると、真似してズボンを引き上げようとしたり、服を掴んで脱ごうと引っ張ったりしています。まだ、一人で立てない子もズボンを脱ぐ際に「足出ておいで」と声掛けしながら脱ぐ感覚を知らせています。毎日、少しずつ続けていると、子ども達もやってみようとする意識が芽生えてきています。簡単なことから少しずつ知らせて積み重ねることで「できる」ことを増やしていきたいです。ご家庭でも少しずつ取り組んでみて下さい。新たな成長の発見があるかもしれません。

11月の目標

*一人ひとりの様子を見ながら薄着を心がけ、健康で快適に過ごせるようにする
*秋の自然に触れながら、戸外で体を動かしたり、葉っぱや木の実に興味をもって遊ぶ


つぼみぐみ【運動遊び】

 入園して半年の間に、子ども達は体の様々な動きができるようになりました。園庭の海賊船の遊具はお気に入りで、階段を上って滑り台を滑ったり、階段を上ったところにある小窓から「いないいないばあ!」と体を屈伸させて、隠れたりのぞいたりして楽しんでいます。また、お絵描きする際も、腕の動かし方が大きくなり筆圧も強くなっています。日頃の移動運動や段差を生かした運動遊びやなぐり描き等の遊びの中から、日々運動機能が発達しているようです。これから気候のいい時期になってくるので、積極的に戸外に出て子ども達と一緒に遊びを楽しみながら諸機能の成長・発達を促していきたいと思います。

10月の目標

*気温差に応じて衣服・寝具の調節をしながら健康に過ごす
*保育者と一緒に戸外で遊びや散歩を通して秋の自然に触れたり、散策活動を楽しんだりする

つぼみぐみ【おはなし おはなし】

 少しずつですが、自分の気持ちを身振り手振りで表現できるようになってきました。お集まりのお歌では、手拍子や頭を揺らしたり、お話の歌が流れてくると拍手をしたり楽しそうな姿が見られます。「あー」「うー」などの喃語から「マンマ」「バイバイ」などの一語文が聞かれるようになってきたり、声を出さなくても指差しや表情・動作で知らせてくれる子もいます。1歳前後の発語はまだ少ないですが、言語理解は大人の話しかけで大きく左右されると言われています。子どもが何を言っているのか分からなくても、子どもの話しかけに耳を傾け優しく応えてあげることが言語習得につながります。

9月の目標

*気温の変化に留意しながら、一人ひとりの体調を整え、健康に過ごせるようにしていく
*戸外に出て、体を動かしたり探索活動を楽しんだりしていく

つぼみぐみ【水遊び 楽しいね】

 先月から水遊びが始まりました。毎日の沐浴で水に慣れながら、少しずついろいろな遊びを楽しんでいきました。水風船やウォーターマットが人気でマットを叩いて水が動く感覚を喜んだり、水風船を握って形の変化や割れる感覚を不思議そうに眺めているなど、小さい子ども達なりに「なんだろう?」と興味を持っている様子が見られます。プールでは、顔にかかっても平気な子、プール内に入ることに抵抗を感じる子などそれぞれの個性が見られています。初めての経験になるので、水に対する抵抗感がないように子ども達の気持ちに寄り添いながら遊びに誘っていきたいと思います。

8月の目標

*暑さによる体調の変化に留意し、水分補給や休息を十分にとりながら、快適に過ごせるようにする
*保育士と一緒に夏の自然に触れたり、個々に合わせたダイナミックな遊びを楽しむ


つぼみぐみ【歯磨き、シュッシュッシュッ】

 給食後に毎日歯磨きを行っていますが、始めは、歯ブラシを口の中に入れるのも嫌がる子がいました。しかし、毎日行うことで少しずつ慣れ、今では自分で口に運ぶことができるようになってきました。現在、園では歯ブラシを保育者と一緒に持って動かし、その後保育者が仕上げ磨きを行っています。仕上げ磨きは嫌がる子もいますが、歌をうたったり声をかけたりしながら楽しくできるように工夫しています。また、遊びでも歯磨きごっこやボールを転がしてばい菌を退治する遊びなどをして楽しい歯磨きにつなげられるようにしています。

7月の目標

*健康・安全・保健衛生に注意しながら、暑い夏を快適に過ごせるようにする
*保育者と一緒に遊ぶ中で、少しずつ水や砂等の感触に触れて夏の遊びを楽しむ

つぼみぐみ【初めての感触】

 先月は、いろいろな感触遊びを楽しみました。今まで触れたことのない玩具や素材に一瞬で手を離したり、後ずさりする子、感触を楽しむ子など様々な反応が見られました。最初は感触を嫌がっていた子も、保育者が遊びに誘うと触れようと近づいてくる子もいます。子ども達にとって、初めて触れるものには興味津々で刺激的です。そして“触れる”ことは赤ちゃんの脳にとって貴重な学習体験となり、脳の発達や認知の発達を促していきます。最近、少しずつ行動範囲が広がり、目にしたものを自ら手にとるようになってきたので、触れるだけでなく音を聞いたり、匂いをかいだりして五感を使って楽しめる安全な環境をつくっていきたいと思います。

6月の目標

*体調の変化や清潔に気を配り、梅雨期を心地よくすごせるようにする
*梅雨期の自然に触れながら遊び、晴れ間には戸外へでて身体を動かすことを楽しむ

つぼみぐみ【お部屋の探索探検】

 入園して1か月がたち、それぞれの発達段階は違いますが、ハイハイや伝い歩きで自分の好きな物や気になる物のところへ行って、手に取って楽しんでいる子ども達。高月齢児は、保育者に「見て見て!」とでも言った顔で楽しい気持ちを知らせてくれたり、身体を揺らしたりご機嫌な様子を見せてくれます。低月齢児も腹這いやバンボに座って、気になるおもちゃを目で追ったり、手を伸ばして一生懸命に手を動かそうとしたりしています。それぞれの子ども達の興味に合わせた玩具で誘いながら、一人歩きやハイハイ、ずり這い等を促していきたいと思います。

5月の目標

*疲れが出やすい時期なので、個々の生活リズムを大切にし、機嫌よく過ごせるようにする
*室内、戸外での探索活動を楽しんだり、保育者と触れあい遊びをしたりして体を動かして遊ぶ

つぼみぐみ【年間目標 ~運動機能の発達~ 】

 乳児期は運動機能が未熟ですが、目覚ましい発達をする時期です。運動の発達は、首座り→寝返り→座位→這う→つかまり立ち→つたい歩き→歩行というように、筋肉は頭から足の方へ順に発達していきます。一人ひとりの発達を把握し、その子に合った遊びを促して行動範囲を広げながら体を動かす楽しさを感じられるようにしていきたいです。また、移動が可能になると探索活動が活発になり、興味を持ったものを見たり触れようとします。音が鳴る玩具や感触ボードなどいろいろな玩具で五感を満たす遊びを楽しみながら手指の運動機能も高めていきたいと思います。

4月の目標

*園の環境に慣れ、一人一人のリズムで安心して過ごせるようにする。
*保育者と一緒に、好きな遊びやふれあい遊びを楽しむ。

つぼみぐみ【歩くの大好き】

 クラスのほとんどの子が靴を履いて歩けるようになりました。散策を始めた当初は靴を履いての歩行を嫌がっていた子ども達でしたが、今では友達と一緒に手を繋いで歩く事を楽しんでいます。中には、散策の途中で通りかかった地域の方に手を振ったり、車が好きな子は車が通るたびに指差しをしたりして喜んでいます。歩き始めたばかりの子も保育者と一緒に手を繋ぎ、一人ひとりのペースで頑張って歩いています。疲れた時には座り込んだり、カートに乗ったりしながら散策をしています。これから少しずつ暖かくなってくるので、お歌をうたったりしながら楽しい雰囲気の中で散策を楽しんでいきたいと思います。

3月の目標

*一人ひとりの健康状態を把握し、快適に過ごせるようにする
*春の気配を感じながら、友達や様々な人との関わりを持ち、一緒に遊ぶことを楽しむ
*安心できる環境の中で、進級への準備などを行っていく

つぼみぐみ【パンツ気持ちいいね】

 少しずつパンツトレーニングを進めています。初めの頃は出ていることも気づかずに遊び続けていた子ども達でしたが、最近では失敗すると動きが止まったり、保育者に前の方を触って何か訴えるようしたりするようになりました。便器での成功もみられるようになり、出ると自分で立ち上がったり、「でたよ~」と伝えるような声を出す子もいます。保育者がトイレに誘うと自らトイレに向かったり、排泄後にはお気に入りのパンツをカバンの中から探そうとしたりする子もいて可愛いです。今後も成功を共感しながら成功を増やしていきたいと思います。

2月の目標

*一人ひとりの体調に留意し、寒い時期を元気に過ごせるようにする
*冬の自然に興味をもち、見たり触れたりして遊びを楽しむ

つぼみぐみ【いろいろな味をいただきます】

 食べることが大好きな子ども達。スプーンを使っての食事も少しずつ上手になっています。しかし、いろいろな物を食べることができるようになってきた反面、苦手な物もでてきたようです。味覚は、繰り返しいろいろな物を食べることで発達していきます。まだ、味覚の発達段階である子ども達にとって“好き、嫌い”と決めつけて、嫌がるものを与えないでいると、ずっと食べることができなくなってしまいます。現在、子ども達は苦手な物でもスープや好きな物と一緒にすることで食べることができています。無理強いはせずに一口でも食べることが出来た時は「すごいね!」「食べられたね。」と褒め、「食べてみようかな。」という気持ちに繋げられるようにしていきたいと思っています。

1月の目標

*生活リズムを整え、寒い時期を健康に過ごす
*伝承遊びを保育者や友達と一緒に楽しむ