保育について

園の広場

つぼみぐみ【春風を感じながら】

 春風が吹く心地よい日、園庭にでて遊びをしました。始めて触れる芝の感触を嫌がる事もなく芝生に座り、保育士が指をさす、たんぽぽやチューリップ、ダンゴ虫、あり、ちょうちょなど春の花や生き物を見たり触れて楽しみました。たんぽぽを渡すと、おいしそうに見えたのか口を大きく開けて今にも食べそうにする子や動く虫を不思議そうに追視したり興味深そうにじっと見つめる子など様々でした。また、ダンゴ虫やありを近くで見せると怖がることもなく自分で触ろうとする子もいました。始めて目にする動植物に興味津々だった子ども達!今後もその時期ならではの自然を取り入れながら、遊びを十分楽しませ季節を五感で感じさせていきたいと思います。

5月の目標

*一人ひとりの生活リズムを知り、生理的欲求を満たしながら安心して過ごせるようにする。
*春の自然に親しみ、散歩や外気浴を楽しむ。

ももぐみ【“ポッとでた”ももっ子のつぶやき】

 少しずつ新しい保育士にも慣れてきたもも組の子ども達。自分の興味あるものを指さして、その名前を知らせようとしてくれます。たんぽぽ→「ぽぽ」、てんとうむし→「・・んし」など、まだはっきりした言葉ではありませんが、「そうだね。たんぽぽ(てんとうむし)だね。」と受けとめてやることで伝わる喜びを感じ、発語する楽しさを感じられるようにしています。また、絵本や紙芝居を通して、言葉のやりとりや繰り返しのある言葉を言うことの楽しさも知らせていっています。
1歳児は、自我の芽生えとともに、他者への関心が高める時期であり、言葉の発達が著しい時期です。大人の楽しそうな声や心地よい音を聞いたり、自ら声を出したりするやりとりの中で「自分の気持ちや要求を伝えたい」という思いが高まっていくことが言葉の育ちにつながっていくのです。これから一年間、心と体を刺激しながら、楽しく言葉を獲得できるようにしていきたいと思います。

5月の目標

*保育者に不安や甘えなどの欲求を受けとめてもらいながら、生活リズムを整えて心地よく過ごせるようにする。
*春の自然に触れながら、戸外で体を動かして楽しむ。


すみれぐみ【はじめましてせんせい、はじめましてすみれぐみさん】

 進級して一つお兄さん、お姉さんになりました。新しい保育者や新しい部屋に少し不安そうな表情の子もいましたが、少しずつ慣れ笑顔も多く見られるようになりました。新しいお便り帳に喜び、「先生、ここに貼ると?」と尋ねながら毎日嬉しそうに貼っています。
また、少しずつ生活に慣れてくると遊びや生活の中で、「先生、こっちきて!」「一緒に遊ぼう」などと子ども達から声をかけてきたり、関わろうとする姿も見られてきています。今後も、一人ひとりの子ども達の関わりを大切にしながら温かく成長を育んでいきたいです。

5月の目標

*食事・排泄・午睡などの時、安心して過ごせるよう、ゆったりとした生活リズムや雰囲気を心がけ、保育者との信頼関係を築けるようにする。
*保育者に見守られながら、簡単な身の回りのことを自分でやってみようとする。
*春の草花や虫などに触れ、戸外遊びを楽しむ。


たんぽぽぐみ【準備、片づけ出来るかな?】

 大好きな給食の時間!ご飯が入った弁当箱や箸入れをカバンから出して嬉しそうに準備する子ども達。すみれ組の頃から少しずつ練習しスムーズに出来る子もいますが、全員が給食の準備ができるまでは、「弁当箱が開かないよ~」「袋がどこかにいった~」等と、とてもにぎやかです。給食の準備・片づけだけではなく、身の回りの出来ること出来ないことは一人ひとり違うので、その子に応じて知らせていっています。
してあげることは簡単ですが、子どもの成長のためには温かく見守り、身の回りのことがしっかり自分で出来るようにしていきたいです。そして、次のステップとして保育者の指示を減らし自分で考えながらできるようにしていきたいと思っています。

5月の目標

*生活の流れがわかり、簡単な身の回りのことをしようとする。
*様々な遊びの中で自分のしたいことを見つけたり、のびのびと体を動かして楽しむ。

ゆりぐみ【グループきめたよ】

 新しいグループの友達と一緒にご飯を食べたり、遊んだりと毎日楽しく過ごしています。今年度は、グループの名前もみんなで考えて決めました。まず、「どんな種類がいいかな?」と問いかけると、始めはそれぞれが自分がなりたいグループの名前を次々とあげていましたが、最終的には『動物』の中から決めることになりました。5~6人のグループの友達と話し合い、「何にする?」と声をかける子もいましたが、なかなか決まらずに「○○にしよう。」と一人の子の意見で決めているグループもありました。まだ、自分達で話し合うのは難しく、保育者の仲介の中でじゃんけんで決めたり、多数決で決めることになりました。これから、いろいろなグループ活動を楽しんでいきながら、友達の考えや気持ちを知ったり、譲ったり、助け合う気持ちを育んでいきたいと思います。

5月の目標

*生活の仕方がわかり、身支度や片付けなどを自分で行っていく。
*戸外で思いきり体を動かして仲のよい友達や保育者と一緒に遊ぶことを楽しむ。
*春の自然に興味・関心をもち、草花や虫などを見たり触れて遊ぶことを楽しむ。

さくらぐみ【だんご虫見つけた!】

 戸外にでるとすぐにだんご虫探しを始めるほど、だんご虫がだいすきな子ども達。大きいだんご虫や小さいだんご虫、真っ黒いの少し茶色っぽいものなど色々なだんご虫を見つけて喜んでいます。いつも捕まえただんご虫を「先生みて!」と嬉しそうに見せに来てくれ、「これは大きいからお母さんで、こっちは赤ちゃん」と家族に見立てて楽しんでいます。「お姉ちゃんと弟だよ!」と兄弟のときもあれば、時には「これは先生ね」と保育士のだんご虫までいてびっくりでした。また、だんご虫が好きすぎて、見ている本までだんご虫です。その本をよく読んでいると、以前から気になっていた色が薄いだんご虫の謎が解けました。実はだんご虫は、生まれた時は真っ白で脱皮を続けて大きくなるにつれ、色がついていくということがわかりました。子ども達は大喜びで「だから小さいだんご虫は茶色かったんだね」と納得していました。これからもたくさんのことに興味・関心をもち発見を楽しんでいきたいと思います。

5月の目標

*生活の仕方がわかり、進んで身の回りのことをしようとする。
*戸外や散歩など体を動かして遊ぶことを楽しむ。
*身近な自然や動植物を見たり触れることを喜び興味・関心をもつ。