保育について

園の広場

つぼみぐみ【春の自然に触れて…】

 先月は、カートに乗って園庭散策や中庭の芝生の上で遊びました。中庭を飛ぶつばめや保育者が捕まえたてんとう虫を見せると、指をさしてじっ~と見ていたり、「おぉ~、くぅ~!」と声に出してリアクションしたり、中には実際に触ってみて、摘まんで口元まで持っていこうとする子もいたりと…子ども達の様々な反応が見られました。また、ときおり吹く、さわやかな風に目を細めて喜ぶ子もいました。自然物は、生き物や植物だけではないので、生活の中で感じことができる『自然』を大切にし、子ども達にわかりやすい表現で(「葉っぱを優しく揺らす風って気持ちがいいね。」「可愛い小鳥さんの声が聞こえるね。」など)伝えていきたいと思っています。

6月の目標

*体調の変化や清潔に気を配りながら、梅雨期を心地よく過ごせるようにする。
*梅雨期の自然に触れながら遊び、晴れ間には戸外へ出て身体を動かすことを楽しむ。

ももぐみ【おはなし、おはなし】

 絵本の読み聞かせの際、同じ絵本の同じ場面で一緒に動物の名前を言ったり、問いかけたりすることで、少しずつその名称を言うことができるようになってきています。犬が出てくると保育者の問いかけに対して「わんわん!」と言ったり、うさぎがでてくると頭の上で手を動かしながら「ぴょんぴょん!」と言うなど、楽しみながら言葉を発している子ども達です。まだ言葉の語尾だけだったり仕草だけの子もいますが、保育者が「犬さんね」などと言い換えると、伝えられたことをとても喜びます。さらに、この時「大きい犬さんね」「かわいい犬さんね」とプラスするとさらに言葉の表現が広がっていきます。今後も絵本や歌、普段の生活の中で積極的に子ども達と言葉を交わしていきながら言葉を増やしていきたいと思います。

6月の目標

*衛生的な環境の中で健康に過ごしながら、身のまわりのことに興味を持ち、保育者とやってみようとする。
*梅雨の自然や生き物に興味を持ち、様々な遊びを楽しむ。

すみれぐみ【お着替え頑張るよ!】

 保育者の援助を受けながら衣服の着脱を頑張っています。自分でしようとする子もいれば中には「できん」と言って援助を求めてくる子、興味を示さない子と様々です。褒められることで子ども達は喜び、自分でやってみようとチャレンジする気持ちも強くなり、「できたよ~」と笑顔で教えてくれたときは「すごいね」と言葉を交わし一緒に喜びを味わっています。園では脱ぐ時は、袖を引っ張って手から脱ぐやり方で行っています。これから半袖になり汗もかき脱ぐのが難しくなりますが、一人ひとりに応じて必要な援助を行っていきながら、自分で脱ごうとする気持ちを高めていけるようにしていきたいと思います。

6月の目標

*梅雨時期を健康・安全に配慮しながら、一人ひとりが快適に生活できるようにする。
*梅雨の時期を快適に過ごしながら、自然に興味や関心をもつ。

たんぽぽぐみ【虫歯のない歯!】

 4月に行われたたんぽぽ組の歯科健診の結果は、要観察歯の子はいましたが虫歯0本というよい結果でした。これを維持できるように、園でも給食を食べ終わると、手洗い場の前に並び、鏡を見ながらシャカシャカと歯磨きをしています。「虫歯菌がいなくなるように頑張ってね!」と、声かけはするもののまだ同じところばかり磨いている子が多いです。また、中には磨かず遊んでいる子もいます。先日、ご家庭でもされたかと思いますが、数名の子にカラーテスターを行いました。みんなで観察すると「〇〇が赤い!」などと磨けていないところを確認することができ、その日はいつも以上に歯磨きを行っていました。
しばらくは、意識して磨いていましたが、継続というのは難しいので、定期的に歯磨きの大切さを知らせていきたいと思います。そして、ご家庭でのしあげ磨きで次年度も虫歯0本をめざしましょう。

6月の目標

*生活の仕方が分かり、身のまわりの始末を自分でしようとする。
*梅雨期の自然を見たり、小動物に触れたりして興味・関心を持つ。


ゆりぐみ【見つけたよ!】

 子ども達は経験の中でどんな場所に虫がいるのか分かり、園庭に出るとその場所で虫探しの始まりです。「赤ちゃんダンゴムシみつけた!」「オレンジのてんとう虫がいる!」と子どもたちのかわいい声がたくさん聞かれています。親しみを持つあまり、触りすぎて命を縮めたりすることもありますが身近な生き物に十分に触れる体験を大切にし、色々なことを感じながら少しずつ命の大切さにも気づけるよう関わっていきたいと思います。また、最近は実物だけではなく、絵本や図鑑をひろげては知っている虫がのっていると大騒ぎしています。まだ文字が読めないので、保育者が読む事で更に興味・関心が高まっているようです。

6月の目標

*梅雨期の健康・安全、衛生面に気を配りながら心地よい生活ができるようにする。
*梅雨期の身近な自然事象、小動物に関心を持ち、観察したり触れたり、それらの面白さ、不思議さに気づく。

さくらぐみ【鉄棒頑張っているよ!】

 さくら組になり子ども達は、鉄棒に挑戦中しています。「できんけんせん。」「難しいもん。」と、する前から諦めて違う遊具に行ってしまっていました。しかし、ホールに低い鉄棒を準備すると、自分で跳び乗れたり、足ぬきまわり、前回りができ「先生できたよ。」「○○もやってみたい。」などと、出来た喜びを感じ、次への意欲へとつながっていました。それから戸外に行くと、「鉄棒しよう!」と友達と声を掛け合い、鉄棒を取り合うほどの人気になっています。少し高いので、タイヤを置くなど自分達で考えて遊ぶ姿も見られました。今では前回りが出来る子が増え、逆上がりに挑戦中です。足が上がらないと友達が足を支えたりと協力し合いながら頑張っています。これからも、いろいろな面で一人ひとりにあった目標をたてて取り組むことができるようにしていきたいと思います。

6月の目標

*梅雨期の過ごし方を知り、衛生習慣を身につける。
*梅雨期の自然事象や動植物に興味・関心をもって関わる。
*自分の考えや思いを出し合いながら遊び、友達や異年齢児との繋がりを広げる。