保育について

園の広場

つぼみぐみ【お歌、大好き!】

 入園当初は、お家の方から離れ知らない環境の中で不安も大きく、泣いていることが多かった子ども達。少しずつ園生活に慣れ、お気に入りのおもちゃを手にし、かわいい笑顔を見せてくれるようにようにもなりました。特に、歌は好きなようで、ピアノが鳴ると今まで泣いていた子も泣き止み、ジッと見ながら聴いています。中には、嬉しくて手をパタパタ動かす子もいます。まだ歌うことはできませんが、身体で表現しながら歌の時間を楽しんでいます。また、歌に合わせて動かすペープサートや人形もお気に入りです。このように歌が好きな子ども達なので、これからも季節のいろいろな歌を楽しめるようにしていきたいと思います。

5月の目標

*一人一人の生活リズムを大切にし、機嫌よく過ごせるようにする。
*室内・戸外での探索活動を楽しんだり、保育者との触れ合い遊びの中で体を動かして遊ぶ。

ももぐみ【ちょうちょになって遊んだよ!】

 今年度のもも組では、表現活動に力を入れていきます。遊びや生活を取り入れ、リズムに合わせて体を動かしたり、身近な動物などいろいろなものになりきりながら表現することを楽しんでいきます。そして、表現活動を通して、単に音楽に親しんだり運動機能の発達を促すだけではなく、保育士や友達に触れ合いながら人との関わりやことばの成長も育んでいきたいと思っています。
4月は、『ちょうちょ』や『チューリップ』の歌に合わせて、曲に合わせて体を揺らしたり、保育士の動きを模倣することを楽しみました。すると、園庭で見つけたちょうちょを指差しや両手をひらひらさせて表現したり、絵本で見つけたチューリップを手のひらで表現し、保育者に知らせようとする姿が見られました。身近なものに触れながら、のびのびと体を動かしながら表現することの楽しさを味合わせていきたいです。

5月の目標

*新しい環境に慣れ、生活リズムを整えながら心地よく過ごせるようにする。
*春の自然に興味を持ち、見たり触れたりしながら遊びを楽しむ。

すみれぐみ【頑張っているよ!】

 進級して1か月がたち、新しい環境や保育者にも徐々に慣れきた子ども達。登園後は、自分で出席シールを貼ったり、健康カードをかごに入れたりと朝の片づけが少しずつできるようになってきています。また、降園の準備も保育者の見守りの中、自分で手拭きタオルや枕を袋に入れたり、お便り帳をリュックに片付けたりと身の回りのことに取組んでいます。時間はかかりますが、子ども達の「やってみよう」という気持ちを大切にしていきながら、一人で出来るところは手を出さずに見守り、子ども達の「できた!」を一緒に喜んでいきたいと思います。 

5月の目標

*保育者の援助を受けたり、やり方を知らせてもらいながら身の回りのことを自分でしようとする。
*保育者や友達と一緒に身近な自然を見たり触れたり、戸外でのびのびと体を動かして遊ぶことを楽しむ。

たんぽぽぐみ【春は自然がいっぱい!】

 春は、いろいろな植物や生き物に出会える季節です。たんぽぽ組も、近くの満開の桜を見に行きました。出発前に子ども達に「桜の花は何色かな?」と尋ねると「桃色!」と多くの子が答えました。けれど、実際桜の花を近くで見ると「あれ?白みたいなピンクだね」「薄いピンクだね」などと子ども達から様々な声が聞かれました。また、ダンゴムシやテントウムシを見つけると「優しくしないとだめだよ」「強くもったら、かわいそうだよ」という声もありました。虫も人間と同じように生きている、ということを少しずつ理解してきているようです。見たり触れたりしながら気づいたことや感じたことを口にする子ども達に成長を感じました。これからも、四季折々の自然に触れながら発見する喜びや美しさ、驚きを感じる気持ちを一緒に共感していきたいです。

5月の目標

*一人ひとりの欲求を十分に満たし、情緒の安定した生活ができるようにする。
*友達や保育者と好きな遊びを楽しむ。
*虫や草花など身近な春の自然を見たり、触れたりする中で親しみをもつ。

ゆりぐみ【お手伝い大好き!】

 「先生、お手伝いしたい。」と衛生面に気をつけながら、机を拭いたり、お昼寝の時にゴザを敷いたり枕を並べたり…といといろな手伝いを嬉しそうにしてくれます。成長と共に子ども達は「してもらう」から「誰かのためにしてあげたい」という気持ちが芽生えます。そして、お手伝いをすることで、更に次のような良い点もあります。
◎できることが増え自信になり自立につながる。
◎役割を与えられることで責任感が身につく。
◎どうしたら上手できるか、自分で考える力がつく。 など
また、お手伝いは、「上手にできたね。」「ありがとう」などと言われることで、また頑張りたくなります。最初は、上手にできなかったり、時間がかかったりするかと思いますが、温かく見守っていきたいと思います。

5月の目標

*生活の仕方がわかり、身の回りのことを自分で行っていく。
*約束を守りながら、戸外で思いきり体を動かして友達や保育者と一緒にのびのびと遊ぶ。
*春の自然に興味・関心を持ち、植物や生き物に触れて遊ぶことを楽しむ。



さくらぐみ【正しい姿勢】

 話を聞いたり、食事中の子ども達が椅子に座っている様子を見ると、椅子の上であぐらをかいたり、立膝を立てたり中には、机に肘や腕をつけてもたれかかっている子もいます。その都度、正しい座り方を知らせていますが、習慣や楽な姿勢で座ることが多いようです。姿勢を維持するためには体幹の筋肉の働きが必要です。体幹が弱かったり、硬かったりすると姿勢を保てず、グニャッと背骨が曲がってしまい、他のものにもたれたり、頼ったりしてしまいます。子どもの体幹は、走ったりぶら下がったり跳んだりする遊びの中で自然とつくられていくものです。今月は、気候もいいので友達と一緒に戸外でのびのび体を動かし、良い姿勢がとれる体つくりをしていきたいと思います。

5月の目標

*生活の仕方がわかり、身のまわりのことを積極的にしようとする。
*戸外や散歩など、十分に体を動かして遊ぶことを楽しむ。
*身近な自然や生き物に触れることを喜び、興味・関心をもつ。