保育について

園の広場

つぼみぐみ【おしっこ、しーしー!】 

 座位が安定した子から少しずつオマルや便器に座る機会をつくっています。オマルや便器に座ることで少しずつ排尿感覚を感じることができるようになります。しかし、座ることを嫌がるときは無理に座らせる必要はありません。少しずつ繰り返していくことで後のパンツへの移行時期に、トイレへの抵抗感を減らすことができます。また、タイミングよく排泄ができたときは十分に褒めてあげることで子ども達は、トイレでの排泄を嬉しく感じられるようになります。ご家庭でも機嫌がいいときにオマルに座る機会をつくってみて下さい。

6月の目標

*体調の変化や清潔に気を配り、梅雨期を心地よく過ごせるようにする。
*梅雨期の自然に触れながら遊び、晴れ間には戸外へ出て身体を動かすことを楽しむ。

ももぐみ【お着替え頑張っているよ!!】

 お昼寝前や排泄時にパンツやズボンの脱ぎ履きを頑張っています。「ズボン上げるよ。」「足を入れてみよう」などと声をかけると、「ヨイショ!」という掛け声に合わせて一生懸命引きズボンをひき上げようとする子、自分の足をもって穴に通そうと頑張っている子もいます。まだ、お尻まで上げることが難しかったり、同じ穴に両足入れたりすることもありますが、ちょっとお手伝いしながら自分で出来たという喜びが感じられるように関わっています。これから暑くなり、ズボン丈も短くなり足を通しやすくなるので月齢が低い子も挑戦させていきたいと思います。ご家庭でも「自分でできる」「してみよう」という気持ちを大切にしながら、スモールステップで取り組ませ、出来た時はたくさん褒めて自信に繋げていきましょう。

6月の目標

*梅雨期の衛生面や感染症に気をつけながら気持ちよく過ごせるようにする。
*梅雨期の自然や生き物に興味をもちながら、様々な遊びを楽しむ。

すみれぐみ【ダンゴムシ大好き!!】

 園庭に出ると子ども達は、一斉にダンゴムシを探します。園庭の隅っこや草むらをのぞくと、いるいるたくさんのダンゴムシが…捕まえてはみんなでのぞき込んだり、保育者が捕まえると「見せて!」言ってきたり、長い体が丸まる様子にも興味津々です。中には、見るのは平気だけれど、触るのはちょっと怖い子もいます。そんな子も遊びでは元気にダンゴムシ体操をしたり絵を描いたりすることができました。表現遊びでは、体を小さくして丸まったダンゴムシや仰向けで手足をバタバタさせて、ひっくり返ったダンゴムシを表現する子ども達の姿は、とてもかわいかったです。

6月の目標

*梅雨時期を健康・安全に配慮しながら一人ひとりが快適に生活できるようにする。
*梅雨期の自然を見たり、触れたりして興味や関心をもつ。

たんぽぽぐみ【〇・△・□の形を使って遊んだよ】

 〇、△、□の形を使って遊びました。お部屋やお散歩での形探しでは、〇は時計や車のタイヤ、□は看板や窓など、目につきやすくたくさん見つけることができました。しかし△は「ないよ~」と諦めモードの子ども達。そんな中「見つけた!」と嬉しそうに飾ってあるこいのぼりのしっぽに気づき、お友達に教えあう合う姿もみられました。構成遊びでは、大中小の中から自由に組み合わせて楽しみました。中々思いつかず苦戦する子もいましたが、〇の下に△をつけて「トイレマーク!」や丸の周りに〇を並べて「お花!」など思い思いに形を組み合わせて楽しむことができました。まだ、三角と四角が曖昧な子もいるので、今後も生活や遊びの中で形に触れていきたいと思います。

6月の目標

*衛生的で安全な環境をつくり、梅雨期を快適に過ごせるようにする。
*生活の仕方が分かり、身の回りの始末を自分でしようとする。
*梅雨期の自然を見たり、小動物に触れたりして興味や関心を持つ。

ゆりぐみ【愛鳥週間】

 愛鳥週間にちなんで、身近な鳥を見つけにでかけました。「つばめ」「すずめ」「からす」などの鳥の名前が子ども達からでて、実際その鳥を見つけると「いた!」と大喜びする子ども達でした。図鑑を広げ、他にもいろいろな鳥がいることやどこに住んでいるのか、何を食べているのか知らせると興味津々でした。図鑑では、いろいろなことが分かることを知り、翌日から毎朝図鑑を見るのが日課となったゆり組です。現在、ツバメがテラスの上に巣を造って卵を温めています。巣をみんなで観察すると「卵温かいかな?」「あれはお母さんかな?」と不思議でいっぱいでした。一つひとつ考え、予想し答えをみつけながら、知ることの嬉しさ、楽しさを一緒に味わっていきたいです。

6月の目標

*梅雨期の健康・安全・衛生面に気を配りながら心地よい生活ができるようにする。
*生活の仕方がわかり、身支度や片付けなどを自ら取り組む。
*梅雨期の身近な自然事象、小動物に興味・関心を持ち、観察したり触れたりそれらの面白さ、不思議さに気づいていく。

さくらぐみ【ごみのない街】

 近頃耳にするSDGs(持続可能な開発目標)という言葉。世界中では、貧困、人種差別、温暖化などいろいろな問題があります。これは国単位で取り組み解決できるものではなく、今の時代を生きる世界中の人々が努力して問題を解決していこうといものです。大きなことはできなくても、子ども達と一緒に少しでも何かできることはないかということで、今回、身近にある「ゴミ問題」について考える機会をつくりました。まず分別ということで、身近にあるものがどんな材質でできているか考えて探しっこをしました。「木のものは?」「「プラスチックは?」「鉄は?」と、部屋中を探して集めました。木や布の材質はわかりやすかったのですが、鉄やプラスチックは難しく保育者に聞いてくることが多かったです。また、絵本の読み聞かせではゴミをたくさん燃やすと空気が汚れること知り、話し合いの中では、「物を大切にする。」「無駄遣いをしない。」等の意見がでました。毎年行っているニコニコ運動の一環としているゴミ拾いでは、今回考えたことを意識しながら行うことができればと思います。

6月の目標

*梅雨期の過ごし方を知り、衛生習慣を身につける。
*梅雨期の自然事象や動植物に興味・関心を持って関わる。
*自分の考えや思いを出し合いながら遊び、友達や異年齢児との繋がりを広げる。