保育について

園の広場

つぼみぐみ【トイレトレーニングについて】

 お座りができるようになった子からオマルに座り、今では便器に座ることにも慣れ、成功も増えてきました。「オマルはいつ座らせればいいの?」「座るのを嫌がる‥」等の疑問や不安もあると思いますが、園で行っている方法を紹介しますので参考にされて下さい。
★ 座ることを嫌がる子には無理強いはせず、機嫌のよい時やオムツが濡れていない時に誘っていく。
★ 手を握ったり、向かい合って歌を歌ったり、優しく声をかけ安心できるようにする。
★ 食事前後、寝る前など、生活の節目で誘うようにする。(遊びを中断すると嫌がります。 また、決まった時に誘うことで排泄のリズムができます。)
★ 成功は大いに褒め、共に喜び自信につなげる。

9月の目標

*気温の変化に留意しながら、一人ひとりの体調を整え、健康に過ごせるようにしていく
*戸外に出て、体を動かしたり探索活動を楽しんでいく

ももぐみ【子どもの『自分で』の気持ちは成長の証】

 夏の開放的な生活や遊びは、子ども達の心と体を大きく成長させてくれました。プールや沐浴で着替えをする機会が多かったので、自分で出来ることが次第に増え、保育者の援助を嫌がる子もでてきました。大人からの指示的な言葉かけに抵抗が生まれ「自分で!」ということが多くなっています。自立の第一歩である「自分で!」の気持ちを大切に受け止め、自分で出来ることへの喜びを膨らませていけるようにしていきたいと思います。それには大人の見守り(待つこと)が大切です。でもできる力が十分に育っていないのが1歳児。時間にゆとりをもって、ゆったりと関わり、関わるときの言葉かけや共感、励ましの言葉を多く使っていきながら子ども達が意欲を持って取り組んだり達成感を味わえるようにしていきたいです。

9月の目標

*気温の変化に留意しながら、生活リズムを整え、健康に過ごせるようにする
*身近な人や異年齢児と関わり、体を動かして遊びを楽しむ

すみれぐみ【夏ならではのダイナミックな遊び】

 夏は「ぬれてもへっちゃら!」な時期だからこそ、プールやフィンガーペイントや泡遊び、寒天などを使った感触遊び等、ダイナミックにいろいろな水遊びを楽しむことができました。中でも泡遊びは、泡を集めてカップに入れ「ジュースです」嬉しそうに持ってきてくれたり、「見て」とお腹にぬるぬるの泡をつけて「お風呂だよ」と言って見立てて楽しむ姿も見られました。この夏経験した遊びは、子ども達の好奇心を刺激するだけではなく、創造する力が育ち、五感を通して色や形、様々な素材に親しむ大切な体験にもなりました。また、遊びの中で友達とも関わろうとする姿も見られるようになり、夏の成長を今後につなげていきたいと思います。

9月の目標

*夏の疲れや室内外の気温差からくる体調の変化に留意し、心身の疲れを癒やす
*友達と関わりながら、体を動かして遊ぶことを楽しむ

たんぽぽぐみ【プール遊び楽しかったよ】

 プール遊びが始まった頃は、水を掛けられると後ろを向いたり、顔を洗う時も水を顔にぴちゃぴちゃとつけるだけだった子ども達。でも、今では両手を合わせて水をすくって顔を洗ったり、息をたくさん吸って顔をつけたり、うつ伏せで足を伸ばしてワニ歩きもできるようにもなってきました。また、体拭きも初めの頃は保育者が介助することが多かったのですが、首を拭いて、それからだんだんと足に向かって拭いていくように声をかけると、ほとんど自分で拭くことができるようになってきています。プール遊びは終わりましたが、せっかく身についてきた体拭きなのでご家庭でのお風呂上りに継続していただければ嬉しく思います。その際は拭き残しがないように確認をしてあげて下さい。

9月の目標

*夏から秋への季節の変化を知らせてもらいながら生活の仕方を知る
*保育者に見守られながら、自分の気持ちを伝えようとしたり、簡単なルールのある遊びを保育者や友達と一緒に楽しむ。

ゆりぐみ【体のつくり】

 体の部位(顔・首・胴・手・足)を組み合わせて人物を作りました。人はいろいろな動きができるように関節というものがあり、曲げたりのばしたり、回したりができるようなっていることを説明すると「肘が曲がる」「膝も曲がるよ」と気づくことができました。中には自分の体を動かしながら首や肩も動くと知らせてくれる子もいました。始めは、ポーズを決め全員で直立だった人物の部位を動かして遊びましたが、慣れてくると自分でいろいろなポーズを作って保育士や友達に見せて楽しむことができました。部位のつながりという点で、腕が胴の中央からでている子もおり、腕は肩から繋がっていること等も今回の貼り絵で知らせる事ができ、体のつくりに興味をもった子ども達でした。

9月の目標

*夏の疲れや気温の変化による体調の崩れに留意し、健康に過ごせるようにする
*自分の気持ちや考えを伝えたり、相手の気持ちを知りながらルールのある遊びや集団遊びを楽しむ

さくらぐみ【思いやりの気持ち】

 生活の中で起きる、おもちゃの取り合い等のトラブルで「思いやりの気持ちが大事だよ」と声掛けをしてきましたが、子ども達に「思いやりってどういうことだろう?」と尋ねると首をかしげて、言葉にして説明することが難しいようでした。大人の世界では当たり前に使っている言葉も、経験の少ない子ども達からすると漠然としかわからないようだったので、「思いやり」について一緒に考えてみました。すると、子ども達から「相手に優しくすること!」という声があがり、おもちゃを譲ったり困っている人に声を掛けることは思いやりの行動でもあると話をしました。8月の平和学習では「思いやりがあれば戦わずにすむ」という意見がでたり、場所の取り合いで「思いやりだよ」と声を掛け合いながら譲ってくれる姿が見られていて、心の成長を感じています。少しずつ思いやりの輪を広げていきたいです。

9月の目標

*適切な運動と休息の必要性を知り、健康衛生に留意して生活する
*共通の目的に向かって思いや考えを出し合いながら、友達とのつながりを深めていく
*身近な自然に関心を持ち、季節の変化に気づく