保育について

園の広場

つぼみぐみ【♪あるこう あるこう♪】

 気候がよくなり、散歩に出かけました。低月齢児の子はカートに乗って保育者に声をかけてもらったり、景色を見ながら散歩の雰囲気を楽しみました。歩行が少しずつ安定してきた高月齢児の子は、始めて誘導ロープを使っての散歩に挑戦しました。保育者の励ましや歩けるようになった嬉しさもあったようで頑張って歩いていました。歩けるようになると、探索範囲が広がり、より一層探索活動が盛んになります。興味がある物を見つけると指さしをしたり、「あーあー」と見つけたことを保育者に一生懸命伝えようとします。散歩は、脚力をつけるだけではなく子どもの興味を育んだり、発語を促したりします。気候がよいこの季節、ご家庭でもお子様と一緒に秋を探しを楽しんでみませんか。

10月の目標

*気温差に応じて衣服・寝具の調節をしながら健康に過ごす。
*保育者と一緒に戸外遊び・散歩をする中で秋の自然に触れたり、探索活動を楽しむ。

ももぐみ【ポッとでた! ~絵本だいすき~】

 以前よりも絵本への興味が高まってきた子ども達。興味がある絵本は何回読んでも飽きず、リクエストされるほどです。好きな絵本に『きんぎょがにげた』の本があります。この本は、金魚鉢から金魚が逃げ、部屋のあっちこっちに紛れ込み、金魚がどこにいるのかを探し出す絵本です。カーテンの模様だったり、様々な部屋の景色から金魚を探し出すのですが、最初は、金魚とは関係ないところを指差していました。でも、出来る子が、金魚を指差しているのを見ることで、“探す”事が分かりこの本を楽しめるようになりました。今では「これ!」と子ども達の指が何本も絵本に向かってくるほどです。保育士が読むだけでなく、自分たちで絵本を開いて見る事も喜んでいます。ただめくる事だけを楽しむ子、絵を見ておしゃべりをしながら見る子など様々です。
絵本は、子ども達にたくさんの良い影響をもたらしてくれます。創造力を豊かにしてくれたり、言葉に対する興味がわいたり、感情そのものも豊かになるので、絵本に触れる機会をたくさんつくっていきたいと思います。

10月の目標

*一人ひとりの体調に留意し、健康で快適に過ごせるようにする。
*秋の自然に触れながら、散歩や戸外遊びを楽しむ。

すみれぐみ【上手に結べるかな?】

 すみれでは、衣服の着脱や汚れ物の片付けを自分たちでできるように頑張っています。腕を袖からぬくことが難しかったり、衣服の前後が反対になることもありますが「せんせい、できたよ。」と満足そうに笑みを浮かべながら出来たことを喜んでいます。また、最近では汚れ物を入れた袋を結ぶことにも挑戦中です。袋の持ち手の色を変えたり、持ち手をウサギの耳に見立てたりしながら知らせていっているところです。「うさぎさんの耳をバツにしてね。」と声をかけると、ほとんどの子が持ち手を交差することができますが、巻き付けて穴に通すことは難しいようで「できない~。」「して~!」と頼ってきます。繰り返し遊びなどを通して知らせていくことで、少しずつ出来るようになっている子が増えてきています。友達が出来るようになると「ぼくも!私も!」と頑張っていますので、ご家庭でも一緒に行ってみて下さい。

10月の目標

*季節の変化や気温差に留意し健康的に過ごせるようにする。
*どんぐりや落ち葉などに触れながら秋の自然に興味をもつ。

たんぽぽぐみ【体育遊び】

 子ども達が毎月楽しみにしている体育遊び。走ったり、跳んだり、笛の足図に合わせてポーズをとったりと元気に体を動かしています。前回体育遊びでは、マットの前転で手のつき方、足の蹴り方を、そして今回は、開脚跳びの基本動作となる踏切や手の付き方を教えて頂きました。走る・跳ぶ・回るなど一つひとつの動きはできても、複数の動きを一連の流れで行うことは難しいことです。それでも、1回目より2回目と踏切→跳び箱に手をつく→跳び乗り→立つ→飛び下りがゆっくりではありますができるようになってきました。
幼児期は、自主的に体を動かして遊ぶことで運動能力がバランスよく育っていきます。体力・運動能力は使わなければ育たないので、体育遊びだけでなく、体を使ったいろいろな遊びを楽しませていきたいと思います。

10月の目標

*健康状態を把握しながら体調に留意し、健康的に過ごせるようにしていく。
*保育者や友達と一緒に秋の自然に触れ、収穫の喜びを味わう。

ゆりぐみ【ぼく(わたし)の気持ち 友達の気持ち】

 友達と関わって遊ぶことを楽しんで入る子ども達。少しずつルールのある遊びや集団での遊びを行っています。そんな中、友達とのトラブルも多く見られます。自分では、うまく言葉に出来ずに、保育者へ訴えに来たり、言い合いや手を出しての喧嘩も見られます。その都度、子ども達と一緒に原因を考えたり、相手の気持ちを考えたりしています。仲介のもとでも、なかなか気持ちを訴えることが出来ない子も多いです。言葉にして伝えることの大切さを知らせたり、自分がされたらどんな気持ちになるかなど問いかけていくことで“嫌だ”“嬉しくない”と気づいていっています。相手の気持ちを知っていきながら、友達との関わりを楽しんでいけるようにしていきたいです。

10月の目標

*気温の変化に応じた環境を整えながら、快適に過ごせるようにする。
*ルールのある遊びやごっこ遊びを楽しむ中で、友達に思いを伝え繋がりを広げていく。
*身近な秋の自然に触れたり収穫を楽しみながら、季節の変化や自然現象に興味・関心をもつ。

さくらぐみ【ボール遊び】

 朝夕は涼しくなり、体を動かすことが心地よい季節となりました。毎日のように戸外に出て鬼ごっこや鉄棒など思いきり体を動かして遊んでいる子ども達。最近のお気に入りは、ボール遊びで、サッカーやドッヂボール、バレーなど楽しみ方は様々です。サッカーは「じゃ、ぼくキーパー」「ゴールはあそこね。」と簡単なルールを決めながら楽しみます。バレーは、まだまだ上手にできませんが「いくよ!」「こっちこっち」と、友達とパスを回したり、落としたりしながらも遊んでいます。また、わからないながら「お母さんに教えてもらった」「テレビで見たよ。」と、子ども達なりにイメージを膨らませ、「アタック!」「レシーブ」となりきっています。これからも様々な遊びを、全身を使って楽しみたいと思います。

10月の目標

*気温の変化に応じて快適な環境を作り、健康で安全な生活ができるようにする。
*友達と同じ目的に向かって、意見を出し合いながら遊びを進める楽しさを味わう。
*秋の自然に関心を持ち、収穫したり、発見しながら遊びに取り入れて楽しむ。