保育について

園の広場

ももぐみ【うんとこしょ!どこいしょ!】

 子ども達が大好きな「大きなカブ」のお話。一人ひとりが役になって、簡単な言葉のやりとりを楽しみました。絵本の中のおじいさんやおばあさん・動物達のように、もも組の子ども達も後ろに連なってカブをひきます。「うんとこしょ!どこいしょ!」「まだまだカブは抜けません」のセリフがお気に入りで身振り手振りを交えて元気いっぱいに行っていました。言葉は、いろいろな人との関わりの中で育まれていきますが、絵本もその一つだといえます。温かい読み聞かせは言葉の習得だけでなく、豊かな心も育てるといわれています。ご家庭でも楽しい読み聞かせの時間をつくってみて下さい。

3月の目標

*進級への期待を持ちながら、簡単な身の回りのことをしようとする
*春への訪れを感じながら、保育者や友達と関わりながら様々な遊びを楽しむ

ももぐみ【いろいろな気持ち】

 絵本や手遊びをしている時の子ども達の表情を見ていると、内容に合わせて笑ったり悲しそうな顔や困り顔をしています。簡単な絵本の内容ではありますが、以前はじっと見ているだけだったのが、その表情の豊かさに成長を感じています。日常の中でも、怪我をしている友達を見て「いたい?」と眉を下げて尋ねたり保育者と一緒に「じょうず!」と励ましたりする姿が見られ、気持ちの共感や表現ができているようです。これからも、子ども達の様々な表情を引き出していけるような関りをもち、一人ひとりの子ども達の気持ちに共感していきたいです。

2月の目標

*自分でしようとする意欲を大切にしながら、出来る事に喜びや自信をもてるようにする
*簡単な約束を知らせてもらいながら、身体を動かす遊びを楽しむ

ももぐみ【郵便屋さんになってお手紙届け!】

 ♩しろやぎさんからお手紙ついた~♪と歌いながら郵便屋さんごっこを楽しみました。シールをペタペタ貼ってお手紙をポストに投函したり、帽子をかぶりバックを下げて郵便屋さんになって、お手紙をお友達や先生に届けたりして遊びました。お手紙を差し出したり、もらうと頭を下げる動作をする子、動作と一緒に「どうぞ。」「ありがとう。」の言葉を発する子もいました。この一年、発音の不明瞭さはありますが言葉の数が増え、一語文・二語文から簡単な文章としてお話ができるようになった子もいます。また、友達の関わりが増えたことでお話の中には友達の名前もたくさんでてきています。一人ひとりの言葉の発達段階を把握していきながら言葉を発する楽しさを伝えていきたいです。

1月の目標

*感染症に留意し、手洗いを十分に行いながら健康に過ごせるようにする
*友達と共感する喜びを感じながら伝承遊びを楽しむ

ももぐみ【上手にトイレできたよ】

 男の子は男児用便器で排泄したり、女の子は排尿後の始末を保育者に手伝ってもらいながら行うなど、トイレトレーニングも進んでいます。遊びたい気持ちが勝って「いや!」という反応も増えてきていますが、その都度やる気を引き出せるよう声掛けを行い、気持ちよく排泄できるよう促しています。個人差があり排尿の失敗もありますが、視線や言葉で知らせたり、「タオル」を取りにいこうとしたりする子もいて、子どもの成長に驚かされることも多いです。これからも子ども達の『やってみよう』という気持ちを褒めながら、楽しく取りくんでいきたいと思います。

12月の目標

*風邪や感染症に留意し、環境を整えながら健康に過ごせるようにする
*保育者に見守られながら簡単な身の回りのことを自分で行おうとする
*様々な言葉を知らせてもらいながら、保育者や友達と簡単なやり取りを楽しむ

ももぐみ【お友達と遊ぶの楽しいな】

 少しずつ自分達のしたいこと、してほしいことを言葉にできるようになってきました。それは遊びの中でも同じで、お友達と楽しい気持ちを共有しながら、一緒にブロックを高く積み上げたり、同じ色のものを集めたりと遊びのバリエーションも広がっています。先日は、もも組のお友達だけではなく、小規模の1歳児さんと遊んだり遠足にも一緒に出かけました。異年齢児交流では、お兄さん・お姉さんとも身体をたくさんつかって遊び、いつもは見せないちょっと甘えたい表情も見せていました。今後も同じクラスのお友達だけではなく、他のクラスとの交流も大切にしながら遊びを楽しんでいきたいです。

11月の目標

*簡単な身の回りのことに興味を持ち自分でしようとする
*保育者や友達と一緒に秋の自然に触れながら身体を動かすことを楽しむ

ももぐみ【とんぼさん みつけたよ】

 少しずつ涼しくなり、戸外遊びにはもってこいの季節になってきました。園庭でトンボを見つけると「トンボさんいたね!」と喜んで保育者に知らせにくる子ども達。小さいお友達もトンボを指さして喜んでいました。また、♪とんぼのめがね♪を歌うときには、両手を広げて体を揺らしたり、自分も飛んでいるかのようにジャンプしたり元気に走り回ったりする姿も見られました。実際見たものを体で表現することは、運動面の発達にもつながります。季節のものや子ども達の興味のあるものを遊びの中に取り入れながら様々な発達を促していきたいです。

10月の目標

*気温や体調の変化に留意してもらいながら、健康に過ごす中で出来る事を自分でやってみようとする
*戸外遊びや散歩に行き、秋の自然(食べ物・虫等)を見たり、触れたりすることを楽しむ

ももぐみ【くつ、靴、あるけ~】

 戸外に出て遊びに誘うとじぶんの靴を張り切って取りに行く子ども達。今までは、履くときも脱ぐときも座っているままでしたが、少しずつ自分で頑張る姿が見られるようになってきています。月齢でも差がありますが、マジックテープを外したり、靴に足を入れようと一生懸命に手や足を動かしていて「頑張れ~!あと少し!」と応援しながら、靴の持ち方や足を入れる場所を言葉にして伝えています。一人で履くには時間がっかってしまいますが、ご家庭でも一緒に取り組まれてみて下さい。自分で履けたときの笑顔はとても眩しいです。子ども達がすきな「くつ、くつ、あるけ」の絵本もおすすめです。

9月の目標

*気温の変化に留意しながら、生活リズムを整え健康に過ごせるようにする
*身近な人や異年齢児と関わり、体を動かして遊びを楽しむ

ももぐみ【水遊び大好き!】

 今までは物の名前を言うことが主だった子ども達ですが、水に触れ「つめたい」、色水を見て「きれいね」、カップにたくさんの水を入れて「いっぱい」といったように五感で感じたことや量の多さを知らせることができるようになっています。しかし、これは自発的なことばではなく、保育士が一緒に遊び、発した言葉を自分の中に取り入れて使うことができるようになってきます。水に触れて水の冷たさを感じ、それを保育士が「つめたい」と言葉にしてあげることで、この感じが「つめたい」ということなんだろうと知ります。このように開放的な夏こそ、五感を使っていろいろなものを知り、様々なことばの表現を知らせていきたいです。

8月の目標

*夏期の保健衛生に留意し、環境を整え快適に過ごせるようにする
*夏ならではの素材、自然物に触れ、体を動かして遊ぶことを楽しむ

ももぐみ【うたうのたのしいね】

 かえるのうたが~♪など、曲がはじまると体を動かしてノリノリで歌ったり、リズムに合わせて跳んだり屈伸をして楽しんでいます。ピアノを高音、低音で弾き分けると「大きい!」「小さい!」と聞き分けて、立ち上がったり小さくなったりして大小のカエルを楽しく表現しています。はじめての曲は、じっと耳を傾けている子ども達ですが、繰り返し歌うことで少しずつ口ずさみ始め、曲を覚えていっています。梅雨時期の歌には「ピッチピッチ」「ポッタンポッタン」など擬音語が多くでてきます。子ども達が音から想像を膨らませて、豊かな言葉や感性を育んでいくことができればと思います。

7月の目標

*暑い夏を快適に過ごしながら簡単な身の回りのことを自分でしようとする
*保育者や友達と一緒に水遊びや様々な感触遊びを楽しむ

ももぐみ【聞いて、きいて!】

 0歳児の頃は、泣くことが自分の気持ちを相手に伝える手段でしたが、今は簡単な言葉や動作で保育者に伝えようとしています。先月は、中庭のこいのぼりを見て「ぼり!」と言ったり、保育者の肩を叩いて外を指さしてこいのぼりが泳いでいることを知らせてくれる子等がいました。この時、大人が子どもの言葉や指差しにどのように対応するかが言葉の発達にとても重要です。「こいのぼりさんが泳いでいるね」「気持ちよさそうだね」などと言葉を添えることで、子どもは受け入れてもらえた喜びから、話したいという欲求がさらに高まります。子どもの短い言葉には、たくさんの意味が含まれていので、しっかり耳を傾けていきたいと思います。

6月の目標

*梅雨期の衛生面や感染症に気をつけながら、気持ちよく過ごせるようにする
*梅雨の自然や生き物に興味を持ちながら、様々な遊びを楽しむ

ももぐみ【給食だいすき!】

 もも組の子ども達は、給食の時間が大好き!給食が机に並び、「いただきます」のご挨拶をすると、保育者に「おいしい!」と言葉や、笑顔でおいしさを伝えてくれます。楽しい雰囲気の中で給食をとりながら、少しずつスプーンを使っての食事にも取り組んでいます。まだまだ手づかみ食べが多いですが、保育者にスプーンですくってもらったり、手を添えてもらって食べたりし、無理をせず一人ひとりのペースに合わせて進めています。できたら褒めながら、まずは、食事はスプーンを使って食べるという意識が持てるようにしていきたいと思っています。また、手指をつかった遊びも取り入れながら手指の細かい動きの発達を促し、スプーンの操作がスムーズにいくようにしていきたいです。

5月の目標

*一人にとりの生活リズムを大切にし、新しい環境に慣れ安心して過ごせるようにする。
*保育者との安心できる関わりの中で好きな遊びをみつけたり、春の自然に触れたりすることを楽しむ。

ももぐみ【人間関係とことば】

 保育士に見守られながら、一人遊びを楽しむことから、少しずつ友達といることや同じ空間で一緒に遊ぶ喜びを感じるようになります。大人の言うことも分かるようになり、呼びかけ、拒否を表す片言を使ったり、言葉を言えない子も指差しや身振りで教えようとしたり、自分の思いを伝えたいという欲求が高まってきます。人や身近な物との関りの中で発語の意欲を育てたり、保育者と一緒に好きな歌や絵本を見ながら模倣したりして言葉を使うことの楽しさを味わえるようにしていきたいと思います。また、体を動かすことは、言葉の発達に繋がるとも言われるので、全身や手指を使った遊びを十分に行い、子ども達がいろいろな方法で自分の気持ちを表出できるよう温かく見守りながら、発語を高め、語彙数を増やしていけるよう関わっていきたいです。

4月の目標

*一人ひとりの生活リズムを大切にし、新しい環境に慣れ安心して過ごせるようにする。
*保育者との安心できる関わりの中で好きな遊びをみつけたり、春の自然に触れたりすることを楽しむ。