保育について

園の広場

ゆりぐみ【長崎原爆の日】

 8月9日11時2分に、長崎に原子爆弾が落とされたことを写真や紙芝居で見たり、聞いたりすることで、たくさんの人が亡くなったことを悲しんだり、戦争は怖いことを子ども達なりに感じていました。そして、みんなで平和について考えると、戦争はしてはいけない、お友達と仲良くする、人を傷つけないなどの意見がでました。9日11時2分、サイレンの音と一緒に手を合わせ、平和の世の中になること、戦争で悲しんだり怖がったりする友達がいなくなることを願いました。当日は、台風で登園してきた子は少なかったですが、休んだ子も「お家で手を合わせたよ。」「テレビで平和記念像を見たよ。」と言い、子ども達が平和について考えるよい機会になりました。

9月の目標

*夏の疲れや気温の変化による体調の崩れに留意し、健康に過ごせるようにする。
*自分の気持ちや考えを伝えたり、相手の気持ちを知りながらルールのある遊びや集団遊びを楽しむ。

ゆりぐみ【星座】

 七夕の行事をきっかけに星に興味をもち、星座については線で繋ぐといろいろな形ができることを説明すると興味津々の子ども達でした。織姫、彦星の『琴座』『わし座』のことや誕生日ごとに星座がある事を知らせると「僕はなに?」「私は?」と前のめりになって聞いてくるほどでした。七夕の日は、残念ながら雨で、星を見ることができませんでしたが、『好きなものを星座にしてみよう』というテーマで絵画に取り組むと『アイスクリーム座』『うさぎ座』など、個性豊かな星座がたくさんできました。夏の夜空を親子で見上げ、星座探しなどを楽しまれてみませんか。

8月の目標

*汗をかいたら衣服を着替えるなど、自分で気づき身の回りの始末を丁寧に行おうとする
*十分な水分補給、休息をとっていく
*水・泥などの身近な素材を使って、友達や保育者と一緒に夏ならではの遊びを楽しむ

ゆりぐみ【ゴミの分別】

 園では『にこにこ運動の』として、〝ポイ捨て禁止″〝スピード注意″など地域の美化や交通安全の看板を作ったり、実際、園周辺のゴミを拾いに行ったりしています。今回ゴミ拾いに行くにあたって、ゴミの分別についてやゴミの中には資源ごみというものがあって、このゴミはまた生まれ変わることを知らせました。話の中で、子ども達は「ゴミのリサイクル」ということに興味をもち、身近な物としてペットボトル、缶、牛乳パックなどがあり、これにはリサイクルマークがついていることが分かると、家に帰り「〇〇についていたよ。」と報告してくれる子もいました。ゴミを分別することでゴミを減らすことができ、子ども達が大きくなっても美しい大村であってほしいですね。

7月の目標

*夏期の健康・衛生に留意し、快適に過ごせるようにする
*夏ならではの全身を使った遊びを保育者や友達と楽しむ
*身近な動植物や夏の自然事象に触れ、興味・関心を持つ

ゆりぐみ【愛鳥週間】

 5月には愛鳥週間があり、子ども達は図鑑や絵本を通して、いろいろな鳥に興味を持ち、その鳥の鳴き声やくらしている場所、食べ物など種類ごとに違うことを知ったり、実際に鳥を探しに行ったりとたくさん触れていきました。その中で、子ども達の一番身近な鳥といえば『つばめ』です。園にはたくさんの巣があり、巣作りや雛が巣から顔をだしたり、親鳥が雛鳥に餌を運んで食べさせたりしているところなどを観察することができました。毎日、新しいことを発見しては「赤ちゃんツバメが鳴いている」「巣は土で出来ているよ」「赤ちゃんが大きくなっている」等と報告してくれます。今後も季節の移り変わりと共に、自然にたくさん触れていきながら、子ども達のいろいろな発見・気づき・疑問を大切に関わっていきたいと思います。

6月の目標

*梅雨期の健康、安全、衛生面に気を配りながら、心地よい生活ができるようにする
*生活の仕方がわかり、身支度や片付けなどに自ら取り組む
*梅雨期の身近な自然現象、小動物に興味・関心をもち、観察したり触れたりそれらの面白さ、不思議さに気づく

ゆりぐみ【My name is ~】

 年中組になり英会話が始まりました。初めは、ワクワクの中にも不安もあったようですが、指導の先生と一緒に「My name is ~」と自分の名前を一生懸命言ったり、「BINGO」の歌では体を使ってうたったりして楽しく取り組むことができました。中には、間違ったらどうしようと自信がなかったり、恥ずかしいという思いから声が小さくなってしまう子もみられました。これからいろいろな英語に楽しく触れていきながら、英語に親しんでいきたいと思います。また、世界には英語だけでなく、国によりいろいろな言葉があることや国の文化などにも興味・関心をもてるようにしていきたいと思います。

5月の目標

*自分で出来ることに喜びを感じ、身の回りのことをしようとする
*春の自然に興味・関心を持ち、草花・虫などを見たり、触れたりして遊ぶことを楽しむ
*戸外で思い切り体を動かして気の合う友達や保育者と一緒に遊ぶ

ゆりぐみ【私の気持ち・友達の気持ち】

 人間関係においては、4歳児になると少しずつ、相手にも考えや思い・気持ちがある事に気付き、関りが広がったり・深まっていくことで、友達と一緒に行動することに喜びを見出したり、仲間意識が少しずつ芽生えてきます。友達の中で、一人一人が十分に自己発揮しながら、友達と多様な関りが持てるよう援助したり、遊ぶ中で友達と工夫したり、協力する楽しさを味わえるような環境をつくっていきたいと思っています。その一方で、喧嘩が多くなり、人間関係の葛藤に悩む時期ともいえます。喧嘩は、自分の自分の思いを相手に伝えたり、逆に相手の思いを聞き相手の立場になって考えるという経験をします。最初は、自分の思いの方が強いので、保育者が仲介にはいり、相手の気持ちを一緒に考えていきながら、友達の思いを知らせていきたいと思います。

4月の目標

*生活の仕方がわかり、身の回りのことを自分で行っていく。
*約束を守りながら、戸外で思いきり体を動かして友達や保育者と一緒にのびのびと遊ぶ。
*春の自然に興味・関心を持ち、植物や生き物を見たり、触れたりして遊ぶことを楽しむ。

ゆりぐみ【自信をもってお話ができるようになりました】

 進級時、普段は大きい声で話すのに人前に立つと話せなかったり小さな声になったりする子が多いことが気になり、年間を通して人前で話す機会を多く取り入れていきました。毎日順番に行っている当番活動の中に自己紹介を取り入れたり、絵画制作後に作品紹介を行う場をつくったりすることで、個時差はありますが、クラスの友達の前では発表ができるようになってきました。そして、後期には劇遊び等を行い他のクラスの友達の前でも、堂々と発表をすることができるようになりその成長を嬉しく思いました。保育者に褒められたり、回数を重ねて自信がついたことはもちろんですが、人に伝えることで共感してもらえる喜びを感じたことも成長に繋がったようです。年長児になると園の代表として人前に出る機会が増えてくるので、その活躍を楽しみにしたいと思います。

3月の目標

*気温差や活動に応じた生活の仕方を知り、健康に過ごせるようにする。
*進級に期待を持ち、意欲的に行動する。
*身近な自然の変化に気付き、春の訪れに関心を持つ。

ゆりぐみ【食べ物の栄養について】

 赤・黄・緑の栄養素について話をしました。そして、自分で考えて数種類の食材をそれぞれの色の部屋に分類していきました。わからないなりにも「ここかな?」「お肉は赤よね」と考える姿が見られ、最後は答え合わせまで、みんなでできたので「これは緑か~」と気付き、学びになったようでした。中には、なかなか家庭で食事を食べない子に、それぞれの食材の栄養素を知らせながら食べるよう声をかけているご家庭もいらっしゃいました。その子から「牛乳はカルシウムだよね。」という嬉しい発言も聞かれました。日々の取り組みが、こういう場面で見られ日々の積み重ねの大切さを再確認しました。

2月の目標

*健康に過ごせるよう手洗い・うがい・威風の調整をするなど、冬の生活に必要な習慣を身につける
*友達と共通のイメージをもって遊びを進めたり、工夫したりする楽しさを味わう
*雪や氷、霜柱などの自然事象を見たり、触れたりしながら興味・関心をもつ

ゆりぐみ【縄跳び】

 朝、昼、夕の時間を使って縄跳びを取り入れています。毎日取り組んでいくうちに、跳べる子が増え、跳べない子もあと少しで跳べそうです。できるようになった子は、跳べる楽しさが分かり「今日も縄跳びする!」と意欲へ繋がり、その姿を見てできない子も負けずと行い、いい刺激になって頑張ることができています。クラス全体で一つのことに取り組むことで気持ちを高め合うことができ、また結果だけでなく一人ひとりが頑張ってきた過程を認めていくことで、いろいろなことに挑戦したり、工夫したり充実感をもって何事にもやり遂げられる心を育てていければと思います。

1月の目標

*冬の健康・安全に留意し、快適に過ごせるようにする。
*冬の自然現象に興味・関心を持ち、戸外でも体を動かしながら元気に遊ぶ。
*日本ならではの行事や遊びに興味・関心を持ち、友達と一緒に楽しむ。

ゆりぐみ【かばんの準備】

 翌日の準備として、カバンの中に入れるものについて確認しながら、一つひとつ自分達で絵にしていきました。早速、あるご家庭でやってみると、オリジナルの『準備表』ということで意識も高く、イラストがあることで準備しやすかったという声を頂きました。また、タンスに貼って毎日見ながら一つひとつ準備している子もいるそうです。現在落し物があっても、自分のものかどうかわからない子、「おかあさんがしたから…」と人のせいにしたりと自分の持ち物への意識が低いようです。しかし、自分で持ち物の準備を行うと、自分の持ち物の認識が高まり、忘れ物、失くしものがなくなり、次の見通しもできるようになります。子ども達の成長のためにも、まずは親子で、次は見守りの中でと段階を踏みながら継続して取り組まれてみて下さい。

12月の目標

*寒さや活動に応じて、室内環境や衣服調節などに配慮し、健康に過ごせるようにする。
*自分の思いや考えを伝えあい、共感しながら友達と一緒に表現することを楽しむ。
*季節の変化に興味・関心を持ち、冬の訪れを感じていく。

ゆりぐみ【スポーツの秋】

 スポーツの日にちなんで、様々なスポーツに触れていきました。サッカーでは、体の向きをゴールの方に向きなおしてボールの方向を変えることに苦戦しながらも、みんなでボールを追いかけて走り、バスケットもドリブルやシュートなどのやり方を知らせると、コツをつかむのがうまく手のフォームがきれいで、一度シュートを決めると「もう一回!もう一回!」と夢中になって遊んでいました。また、体操ではマット、跳び箱、鉄棒に触れました。できなくても何度も挑戦したり、友達と「次何する?」と楽しく話をしたりしながら遊ぶ姿も見られました。様々なスポーツに触れ、興味津々の子ども達だったので引き続きいろいろなスポーツに親しみを持って楽しんでいきたいと思います。

11月の目標

*気温の変化に気づき、衣服の調節や手洗い・うがいを自ら行い健康に過ごせるようにする。
*のびのびと体を動かすことを楽しみながら、寒さに負けない体づくりをする。
*保育者や友達と話をする中で共通の考えや目的をもって、活動したり遊んだりすることを楽しむ。

ゆりぐみ【縄遊びって難しいけれど楽しい!】

 リズム遊び、運動遊びの一貫として縄遊びに取り組んでいます。一人で跳べる子やあと少しで跳べる子が増えてきており、跳べる子は回数を伸ばしたり、違う跳び方に挑戦したりと楽しみながら取り組んでいます。しかし、簡単そうにみえて実は難しい縄遊び。跳べない子は「できない」と消極的になりがちです。縄跳びは跳躍力だけでなく、縄を回すための手首の柔軟性、リズム感等が必要で、縄を跳び越す練習ばかりでは跳ぶことが難しく、子ども自身も飽きてしまいます。リズムに合わせて跳んだり、「にょろにょろへびさん」「ヘリコプター」と縄を揺らしたり回したりする遊び、二人跳び、長縄遊びなどいろいろな遊びを取り入れ、楽しみながら一人跳びができるように関わっています。秋はスポーツの秋とも言いますので、お休みの日に一緒に楽しんで見て下さい。

10月の目標

*気温の変化に応じて保健的で安全な環境をつくり、健康で快適に過ごせるようにする。
*日々の生活やごっこ遊びの中で、友達と思いを伝えあいながら輪を広げていく。
*身近な秋の自然に触れたり、収穫を楽しんだりしながら季節の変化や自然事象に興味・関心をもつ。