保育について

園の広場

つぼみぐみ【ピチャピチャ、水遊び楽しいね!】

 初めてのプール遊びは、外側から水に触れたりタライのプールに慣れる事から始めました。最初は、怖くて泣いていた子も、お友達が楽しそうに遊んでいる姿を見て、手を伸ばし少しずつ保育者と一緒に水に触れることができるようになってきました。水に慣れてくると、両手を大きく使いバシャバシャと水しぶきを立てたり、じょうろやコップのおもちゃを使って、夢中なって遊んでいる姿が見られるようになりました。子ども達の反応を受けとめ「気持ちいいね。」「冷たいね。」などと言葉をかけていきながら関わっています。乳幼児期の子どもに達にとって、気持ち良いという感覚そのものが生きる喜びでもあり、遊んで楽しかったことが次へのいろんな意欲へと繋がっていきます。水にちょっと触れるだけでも、子ども達にとっては素晴らしい経験になるので、今月も一人ひとり合わせた遊びを提供しながら、初めての水遊びが楽しいものになるようにしていきたいです。

8月の目標

*暑さによる体調の変化に留意し、水分補給や休息を十分にとりながら快適に過ごせるようにする。
*保育士と一緒に夏の自然に触れたり、個々に合わせたダイナミックな遊びを楽しむ。

ももぐみ【大きくなあれ!もも組っこ】

 先月は、感触遊びやお祭りに関する遊びを楽しみました。感触遊びでは、色水を見ながら色の名前を言ったり、赤の色水を「りんごジュース」、黄色は「バナナジュース」などと、ジュースに見立てて笑顔で飲む真似をしていました。また、寒天遊びでは初めての感触に戸惑った子もいましたが「つめた~い。」「きもちいい。」と言いながら指先や手足を使って遊ぶことができました。このように子ども達は、いろいろな遊びを通して、ことばをどんどん習得しています。一語文から二語文になり、“もの”の名称だけだったのが「冷たい」「おも~い」等と自分の気持ちを表すような言葉もでてきています。まだ、言葉にならない子も、指差しや仕草、言葉の語尾で一生懸命伝えようとしていますので、聞く側は、しっかり聞いてあげましょう。そして、子ども達は大人の話をよく聞いています。言葉遣いには十分気をつけたいですね。

8月の目標

*夏期の保健、衛生に留意し環境を整え快適にすごせるようにする。
*夏ならではの素材、自然物に触れ、体を動かして遊ぶことを楽しむ。

すみれぐみ【プール遊びたのしいな!!】

 7月から待ちに待ったプール遊びがスタートしました。今年から2階の大きなプールでの水遊びになり、毎週火曜日の朝は、「先生~バック持ってきたよ。」と嬉しそうに見せてくれます。みんな水遊びが大好きで、怖がって泣いたりすることもなく「きゃ~!」「冷たい!」と、とても嬉しそうです。
しかし嬉しさのあまり、プールサイドを走ったり、早く行こうと友達を押そうとしたりと、危険な場面も見られます。水遊びは楽しいけれど、ふざけると危険もたくさんあるのでプールに入る前に子ども達と「走らない」「押さない」などと約束をしてから行っています。大人の注意は、もちろん必要ですが、安全に楽しく遊んだり、生活するには約束があり、それを守ることの大切さも少しずつ知らせていきたいと思います。

8月の目標

*活動と休息のバランスを取りながら、一人一人の健康状態を把握し、快適に過ごせるようにする。
*夏の自然や生き物に触れ、興味を持ち、保育者や友達と夏ならではの遊びを楽しむ。

たんぽぽぐみ【自分でできるよ!】

 水遊びやシャワーをする際の準備・片付け・着替えを自分達で行っています。大好きな水遊びの時は、嬉しくていつもは着替えに時間がかかる子も、その時ばかりは早々に着替えることができています。汗で脱ぎにくく助けを求めてくる子もいますが、励ますことで頑張っています。着ることは、裏表分かっても前後の区別が難しく「こっち?」「こう?」と尋ねてくるので、ラベルや柄などで一緒に確認しながら知らせています。また、肌着がズボンから出ている子が多く、声を掛けていますが、前に入れることができても、見えない後ろを入れるのは難しいようです。繰り返し知らせながら、正しく服が着られるようにしていきたいと思います。

8月の目標

*夏期の生活の仕方を知り、身のまわりのことを自分でしようとする。
*友達や保育士と一緒に、夏ならではの遊びを思いきり楽しむ。


ゆりぐみ【協同製作『海』】

 海の日にちなんで、海の協同製作に取り組みました。海の生き物を子ども達に聞くと「さめ!」「くじら!」「ひとで!」「くらげ!」と給食にでる魚だけではなく、たくさんの名前がでてきました。それぞれ何をつくりたいのか決めていく際に「本当は魚がよかったけれど、かもめを作ってもいいよ。」と作る友達が少ないところに移動してくれる優しい姿もみられました。4月当初のグループ決めでは自分の思ったものにならないと気がすまないという子がいたのにと、成長を感じ嬉しく思いました。また、完成すると、友達と一緒に作り上げた達成感を味わう事ができました。友達と共有することで、関わりが広がっていくのでこれからも友達と一緒に活動することを大切にしていきたいです。

8月の目標

*十分な水分補給、休息をとり、汗をかいたら着替えるなど、自分で気づいて身の回りの始末を丁寧に行おうとする。
*夏ならではの遊びに進んで取り組み、開放感の中、身体を動かし思いっきり遊ぶ。

さくらぐみ【だって~】

 最近、子ども達からよく聞かれる言葉に『だって』があります。一つ目が、忘れ物をした時に「だってお母さんが忘れらしたもん。」という声です。「だってお母さんが…」ではなく「お母さんと一緒に保育園に行く準備をしょうね」という声かけを行っています。園から帰って、汚れ物、弁当箱を自分で出すことができていますか?保育園に行く準備も自分でできるように少しずつ習慣づけてきましょう。二つ目が、喧嘩したときやしてはいけないことをした時に「だって〇〇ちゃんもしたもん」という言葉。「〇〇ちゃんがしたから」ではなく、善悪の判断をして、正しい行動ができるようにその都度関わっています。難しいことですが、これは社会に出るととても大事なことです。「まだ小さいから」と終わらせるのではなく、善いこと、悪いことはきちんと知らせていきましょう。三つ目が、苦手なこと、自信がないことに対して「だって〇〇できんもん」と言います。励ましたり、少しの進歩を褒めて自信をつけさせ、次への意欲に繋がるようにしていきたいです。

8月の目標

*夏期の健康・安全・清潔に留意し快適に生活できるようにする。
*夏の遊びを楽しみ、工夫したり、自分なりの目標をもって遊びに取り組もうとする。
*異年齢児の友達と遊ぶ楽しさを味わい、つながりを深めていく。