保育について

園の広場

つぼみぐみ【食べるの大好き】

 食べることが大好きな子ども達。挨拶前の「手を合わせましょう」のかけ声に笑顔パチンと合わせる姿は、とてもかわいいです。給食を配ると、高月齢児は片手にスプーンを持ち、もう片方の手で手づかみながらも自分で食べることができています。スプーンで食べることはまだ難しいですが、一緒にすくいながら少しずつスプーンでの食事を促していきたいです。低月齢児も、摘まみやすいものを目の前に置くと自ら手を伸ばして掴んで食べるようになってきました。自分で食べたり、飲んだりすることに喜びを感じるようになってきていますので、ご家庭でも片づけが大変かと思いますが、お子様と楽しい食事時間をつくっていただければと思います。

9月の目標

*気温の変化に留意しながら、ひとりひとりの体調を整え、健康に過ごせるようにしていく
*戸外に出て、体を動かしたり探索活動を楽しんでいく

つぼみぐみ【0歳児の着脱について】

 0歳児は、まだ自分で服を着たり脱いだりすることが出来ませんが、2~3歳になると自分で出来るようになってきます。0歳児だから「できない」ではなく援助する時に「手をとおすよ」「足がでるよ」などと、今何をしているか伝え、子ども自身が意識できるようにしています。声をかけることで、子どもが自ら足を上げようとしたり、手をあげようとする大人の動きに協力したりする姿が見られるようになります。これが着脱の一歩となりますので、ご家庭でも声掛けを大切にされて下さい。着用する服も繋ぎではなく上下離れたものが好ましくなってきます。成長に合わせた洋服を選びましょう。

8月の目標

*暑さによる体調の変化に留意し、水分補給や休息を十分にとりながら、快適に過ごせるようにする
*保育士と一緒に夏の自然に触れたり、一人ひとりに合わせたダイナミックな遊びを楽しむ

つぼみぐみ【楽しかった梅雨の遊び】

 先月は、梅雨にちなみ、雨の日の園庭散策をしたり、カエルやカタツムリになって遊んだり、カエルの手作り玩具(パッチンカエル、ゲコゲコカエル)遊びでは、手に取り興味を示す子、玩具からでる音を嫌がる子と様々な反応が見られました。また、ホワイトボードに磁石で作ったカエル・カタツムリ、雨粒等を付けると低月齢の子でも掴んで引っ張って取ることができました。まだ、手のひら全体で掴む子が多いですが、月齢が高くなると指を使ってとるようになります。このように遊びの中でできるようになった手指の動きは、スプーンを持ったりズボンやパンツを引き上げたりする動作にも繋がっていくので、今後も季節にあった遊びをいろいろ楽しんでいきたいです。

7月の目標

*健康・安全・保健衛生に注意しながら一人ひとりの健康状態に合わせ、暑い夏を快適に過ごせるようにする
*保育者と一緒に遊ぶ中で、少しずつ水や砂などの感触に触れて夏の遊びを楽しむ。

つぼみぐみ【お歌、大好き】

 少しずつ落ち着いて生活ができるようになって、歌にも興味をもつようになりました。「むすんでひらいて」や「てをたたきましょう」の歌が好きで、保育者を真似て手をたたく姿がみられます。低月齢児もピアノの音や保育者の歌声を聞いたり、手足を動かして喜んでいます。子ども達は、歌や人の声、生活の中の音、自然の音など様々な音の刺激を敏感に感じ取っています。月齢で音に対しての反応は違いますが、微笑んだり、体を動かしたり、「あ~う~」と声をだして楽しさ、心地よさを表現しています。これからも身近な歌に親しんだり、優しい語り掛けを大切にしていきたいです。

6月の目標

*体調の変化や清潔に気を配り、梅雨期を心地よく過ごせるようにする
*梅雨期の自然に触れながら遊び、晴れ間には外に出て身体を動かすことを楽しむ

つぼみぐみ【ハイハイ・つかまり立ち】

 入園して一か月が過ぎ、ハイハイでの探索活動を楽しんだり、マラカスや風船など自分の好きな玩具を見つけるとハイハイで近づき笑顔で遊んでいます。高月齢児の中には、柵につかまり立ちをしてパッチンボードを引っ張ってパッチン、パッチンとなる音を楽しむ子もいます。まだハイハイができない子は、マットの上で腹ばいにすると落ち着くのか、名前を呼んだり、マラカスやアンパンマンの人形などを顔の前に近づけると嬉しそうに可愛い笑顔を見せてくれます。腹ばいで機嫌よく過ごせる時間が長くなると、近くの玩具に手を伸ばそうとするようにもなってきました。一人ひとりの興味ある玩具で誘いながら、ずり這いからハイハイへと繋げていきたいです。

5月の目標

*疲れが出やすい時期なので、一人ひとりの生活リズムを大切にし、機嫌よく過ごせるようにする
*室内・戸外での探索活動を楽しんだり、保育者と触れ合い遊びをしたりして体を動かして遊ぶ

つぼみぐみ【信頼・安心感のある環境】

 0歳児は、身体的な成長はもちろんのこと、いろいろな成長が著しい時期で、月齢や成育歴などで個人差があります。生理的な欲求を十分に満たし、安心して過ごせる環境の中で一人ひとりの関りを大切にして保育者との信頼関係を築きながら、いろいろな経験ができるように関わっていきたいと思います。子ども達が何を感じ、願っているのか心の動きをくみ取り受け止めてあげたいと思います。子ども達が何かをじーっと見ている時、何度も同じ動作を繰り返して楽しんでいる時など、子どもの気持ちに寄り添い満足や充実感を感じられるように関わっていきたいです。一年間、ご家庭の方と一緒に、お子様の成長を温かく見守っていきたいと思っています。

4月の目標

*園の環境に慣れ、一人一人のリズムで安心して過ごせるようにする。
*保育者と一緒に、好きな遊びやふれあい遊びを楽しむ。

つぼみぐみ【自分でできるよ!】

 防寒着はファスナーを開けてあげたり袖を少し引っ張ってあげたりすると、ほとんどの子が自分で脱げるようになり、ロッカーにも片付けることができます。トレーナーも、高月齢児は、保育者と一緒に裾を持って頭を入れようとしたり、低月齢児も袖の入り口を知らせてもらいながら腕を入れたりなど、個々に合わせ無理なく取り組んでいます。そして、給食が大好きな子ども達は、食事が普通食・刻み食になり、スプーンの使用も頑張っています。声を掛けると意識してスプーンですくってみようとしたり、すくって口へ運んだりが、だいぶんできるようになりました。自分で出来た時の子ども達は、「ほら見て!」と言わんばかりに、最高の表情を見せてくれます。

3月の目標

*一人ひとりの健康状態を把握し、快適に過ごせるようにする
*春の気配を感じながら、友達や様々な人との関わりを持ち、一緒に遊ぶことを楽しむ
*安心できる環境の中で、進級への準備等を行っていく

つぼみぐみ【トイレで しーっ】

 高月齢児は、布パンツ着用を少しずつ始めました。寒い為間隔が近く失敗もありますが、失敗を繰り返すうちに濡れて気持ち悪いと感じ、それを知らせようとすることで成功へと繋がります。失敗を叱るのではなく「気持ち悪いね」「きれいにしようね」と共感するような関りをもち、安心して仕草や態度で知らせることができるようにしていきたいです。また、タイミングがあいオマルや便器で排尿ができたときも一緒に共感してあげて下さい。
【トイレトレーニングのポイント】
➀オマル・便器に座ることに慣れる。嫌がるときは無理しないようにする。
②座るポイントは、オムツが濡れていない時や食後や睡眠後など生活の節目に誘うとリズムがつきやすい。

2月の目標

*一人ひとりの体調に留意し、寒い時期を元気に過ごせるようにする
*冬の自然に興味を持ち、見たり触れたりして遊びを楽しむ

つぼみぐみ【うさぎさんになったよ】

 今年の干支「うさぎ」の表現遊びを行いました。保育士の動きを見て、頭上に手をあげて耳をつくったり、上手く跳ぶことはできないけれど、跳ぼうと上半身をあげたりし、気持ちはうさぎになりきっていました。月齢差でまだ動けない子もいますが、保育士が一緒に行ったり、自分が動かせる体の部位を動かしたりして楽しむことができていました。この時期に音やリズムに対する『心地よさ』をたくさん感じると、いきいきとした表現力や音感・リズム感はもちろんのこと、言葉や人間関係・好奇心などの育ちにも繋がるといわれているので、今後もいろいろな表現遊びを楽しんでいきたいと思います。

1月の目標

*生活リズムを整え、寒い時期を健康に過ごす。
*伝承遊びを保育者や友達と一緒に楽しむ。

つぼみぐみ【実りの秋】

 実りの秋には、いろいろな果物や木の実に触れることができました。丸のままの果物を初めて見たり触れたりする感触、匂いなどにびっくりしたのか、触れない子、そーっと触る子など反応は様々でした。でも保育者が触って見せると、少しずつ自ら触わろうとするようになり、切ると甘い香りに誘われて、つい口に入れそうになる子もいたほどです。また、木の実遊びも、最初は触るのも恐々で、特にまつぼっくりのごつごつ感は嫌がっていました。でも、砂場でのまつぼっくり探し、、どんぐりのポットン遊び等いろいろな遊びを行い、普段行っている遊びでも素材が変わるといつもと違う感触を楽しみながら遊ぶことができていました。五感を使うことは、脳を刺激することにもつながるともいわれていますので、これからも季節のものに触れたり遊びに取り入れたりしながら楽しんでいきたいと思います。

12月の目標

*感染症に留意し、一人ひとりの健康状態を把握しながら丈夫な体を作る。
*冬の自然に親しみながら、保育者と一緒に季節の遊びや行事を楽しむ。

つぼみぐみ【絵本、大好き!!】

 絵本への興味が少しずつ見られ『いないいないばぁ』『だるまさん』や動物が出てくる本などよく見ています。保育者の「いないいない」の声や仕草に合わせて子ども達が「ばぁ!」と声をだしたり『山の音楽家』では動物の動きを真似て笛を吹いたり、太鼓をたたいたりして模倣を楽しんでいます。特に0.1歳時期の絵本の読み聞かせは文章を正確に読むことではなく、本に描かれている絵を見て親子で言葉のやり取りをして楽しむことが絵本への興味に繋がります。いろいろな物への興味、言葉の発達を育み、そして何より親子のコミュニケーションがとれ親子関係を豊かにします。また、絵本は子どもだけでなく、読む大人も新しい発見があったりして楽しめます。秋の夜長を絵本の貸し出しも始まりましたので、ご家庭に合った方法で楽しまれて下さい。

11月の目標

*一人ひとりの様子を見ながら薄着を心がけ、健康で快適に過ごせるようにする。
*秋の自然に触れながら、戸外で体を動かしたり、葉っぱや木の実に興味をもって遊ぶ。

つぼみぐみ【お月見遊び】

 十五夜の日、お月見にちなんだ遊びをしました。紙を丸めては袋に詰めてお団子を作り、積んだり倒したりして楽しく遊びました。お絵かきでは、筆でなぐり描きやタンポでスタンプして、お月様やお団子を表現しました。筆やタンポを、しっかり持ち腕を動かすと色がつくことの楽しさを味わい、時々「上手でしょ。」と言わんばかりにニコッと微笑む姿がかわいかったです。子ども達は様々な経験をする中で、全身を使った動きだけではなく、手指を使った細かい動きもできるようになってきています。遊びで身についた動きは、これからスプーンを持ったり操作したり、洋服の着脱等の生活の動作・操作にも繋がっていきます。今後も子ども達が楽しく遊び・生活できる環境・関りができるように努めていきます。

10月の目標

*気温差に応じて衣服・寝具の調節をしながら健康に過ごせるようにする。
*保育者と一緒に秋の自然を見たり触れたりしながら探索活動を楽しむ。