保育について

園の広場

ゆりぐみ【自信をもってお話ができるようになりました】

 進級時、普段は大きい声で話すのに人前に立つと話せなかったり小さな声になったりする子が多いことが気になり、年間を通して人前で話す機会を多く取り入れていきました。毎日順番に行っている当番活動の中に自己紹介を取り入れたり、絵画制作後に作品紹介を行う場をつくったりすることで、個時差はありますが、クラスの友達の前では発表ができるようになってきました。そして、後期には劇遊び等を行い他のクラスの友達の前でも、堂々と発表をすることができるようになりその成長を嬉しく思いました。保育者に褒められたり、回数を重ねて自信がついたことはもちろんですが、人に伝えることで共感してもらえる喜びを感じたことも成長に繋がったようです。年長児になると園の代表として人前に出る機会が増えてくるので、その活躍を楽しみにしたいと思います。

3月の目標

*気温差や活動に応じた生活の仕方を知り、健康に過ごせるようにする。
*進級に期待を持ち、意欲的に行動する。
*身近な自然の変化に気付き、春の訪れに関心を持つ。

ゆりぐみ【食べ物の栄養について】

 赤・黄・緑の栄養素について話をしました。そして、自分で考えて数種類の食材をそれぞれの色の部屋に分類していきました。わからないなりにも「ここかな?」「お肉は赤よね」と考える姿が見られ、最後は答え合わせまで、みんなでできたので「これは緑か~」と気付き、学びになったようでした。中には、なかなか家庭で食事を食べない子に、それぞれの食材の栄養素を知らせながら食べるよう声をかけているご家庭もいらっしゃいました。その子から「牛乳はカルシウムだよね。」という嬉しい発言も聞かれました。日々の取り組みが、こういう場面で見られ日々の積み重ねの大切さを再確認しました。

2月の目標

*健康に過ごせるよう手洗い・うがい・威風の調整をするなど、冬の生活に必要な習慣を身につける
*友達と共通のイメージをもって遊びを進めたり、工夫したりする楽しさを味わう
*雪や氷、霜柱などの自然事象を見たり、触れたりしながら興味・関心をもつ

ゆりぐみ【縄跳び】

 朝、昼、夕の時間を使って縄跳びを取り入れています。毎日取り組んでいくうちに、跳べる子が増え、跳べない子もあと少しで跳べそうです。できるようになった子は、跳べる楽しさが分かり「今日も縄跳びする!」と意欲へ繋がり、その姿を見てできない子も負けずと行い、いい刺激になって頑張ることができています。クラス全体で一つのことに取り組むことで気持ちを高め合うことができ、また結果だけでなく一人ひとりが頑張ってきた過程を認めていくことで、いろいろなことに挑戦したり、工夫したり充実感をもって何事にもやり遂げられる心を育てていければと思います。

1月の目標

*冬の健康・安全に留意し、快適に過ごせるようにする。
*冬の自然現象に興味・関心を持ち、戸外でも体を動かしながら元気に遊ぶ。
*日本ならではの行事や遊びに興味・関心を持ち、友達と一緒に楽しむ。

ゆりぐみ【かばんの準備】

 翌日の準備として、カバンの中に入れるものについて確認しながら、一つひとつ自分達で絵にしていきました。早速、あるご家庭でやってみると、オリジナルの『準備表』ということで意識も高く、イラストがあることで準備しやすかったという声を頂きました。また、タンスに貼って毎日見ながら一つひとつ準備している子もいるそうです。現在落し物があっても、自分のものかどうかわからない子、「おかあさんがしたから…」と人のせいにしたりと自分の持ち物への意識が低いようです。しかし、自分で持ち物の準備を行うと、自分の持ち物の認識が高まり、忘れ物、失くしものがなくなり、次の見通しもできるようになります。子ども達の成長のためにも、まずは親子で、次は見守りの中でと段階を踏みながら継続して取り組まれてみて下さい。

12月の目標

*寒さや活動に応じて、室内環境や衣服調節などに配慮し、健康に過ごせるようにする。
*自分の思いや考えを伝えあい、共感しながら友達と一緒に表現することを楽しむ。
*季節の変化に興味・関心を持ち、冬の訪れを感じていく。

ゆりぐみ【スポーツの秋】

 スポーツの日にちなんで、様々なスポーツに触れていきました。サッカーでは、体の向きをゴールの方に向きなおしてボールの方向を変えることに苦戦しながらも、みんなでボールを追いかけて走り、バスケットもドリブルやシュートなどのやり方を知らせると、コツをつかむのがうまく手のフォームがきれいで、一度シュートを決めると「もう一回!もう一回!」と夢中になって遊んでいました。また、体操ではマット、跳び箱、鉄棒に触れました。できなくても何度も挑戦したり、友達と「次何する?」と楽しく話をしたりしながら遊ぶ姿も見られました。様々なスポーツに触れ、興味津々の子ども達だったので引き続きいろいろなスポーツに親しみを持って楽しんでいきたいと思います。

11月の目標

*気温の変化に気づき、衣服の調節や手洗い・うがいを自ら行い健康に過ごせるようにする。
*のびのびと体を動かすことを楽しみながら、寒さに負けない体づくりをする。
*保育者や友達と話をする中で共通の考えや目的をもって、活動したり遊んだりすることを楽しむ。

ゆりぐみ【縄遊びって難しいけれど楽しい!】

 リズム遊び、運動遊びの一貫として縄遊びに取り組んでいます。一人で跳べる子やあと少しで跳べる子が増えてきており、跳べる子は回数を伸ばしたり、違う跳び方に挑戦したりと楽しみながら取り組んでいます。しかし、簡単そうにみえて実は難しい縄遊び。跳べない子は「できない」と消極的になりがちです。縄跳びは跳躍力だけでなく、縄を回すための手首の柔軟性、リズム感等が必要で、縄を跳び越す練習ばかりでは跳ぶことが難しく、子ども自身も飽きてしまいます。リズムに合わせて跳んだり、「にょろにょろへびさん」「ヘリコプター」と縄を揺らしたり回したりする遊び、二人跳び、長縄遊びなどいろいろな遊びを取り入れ、楽しみながら一人跳びができるように関わっています。秋はスポーツの秋とも言いますので、お休みの日に一緒に楽しんで見て下さい。

10月の目標

*気温の変化に応じて保健的で安全な環境をつくり、健康で快適に過ごせるようにする。
*日々の生活やごっこ遊びの中で、友達と思いを伝えあいながら輪を広げていく。
*身近な秋の自然に触れたり、収穫を楽しんだりしながら季節の変化や自然事象に興味・関心をもつ。

ゆりぐみ【色水作り】

 赤、青、黄、白の4色を使って色水遊びをしました。「赤と青で紫になった。」「赤と黄色はオレンジ!」と最初は2色の色を使って予想を立てたり、同じ紫でも色の割合で色が違うこと等に気づきながら友達と楽しんでいました。 徐々に3色、4色と試す姿が見られたくさんの色ができました。自分で試して知るということは、『どうなるんだろう?』とドキドキワクワク感があり、子ども達にとって新鮮で「もっと知りたい。」に繋がります。自分だけの発見だけでなく、友達の発見にも共感し喜び合っている姿は微笑ましかったです。また、色を言うだけでなく「みかんジュース」「青りんごカルピス」等と見立てながら見せ合う姿も見られ、最後は乾杯で締めくくり、とてもいい表情が見られました。

9月の目標

*夏の疲れや気温の変化による体調の崩れに留意し、健康に過ごせるようにする。
*食事の仕方、マナーについて知り守ろうとする。
*自分の気持ちや考えを伝えたり、相手の気持ちを知りながらルールのある遊びや手段遊びを楽しむ。

ゆりぐみ【大切な水】

 先月は、水の大切さや水の性質について知らせていきました。絵本を通してきれいな水になるまでの流れを知らせると、興味津々の子ども達。汚い水が実はきれいな水にかえて川に流れていること、雨の大切さを知り、「大切にしなきゃ」という声も聞かれました。まだ、節水を意識することは難しいので、その都度声をかけているところです。また、水と油の関係についても実験を通して知らせていきました。「何で油は浮くの?」「油に水を入れたら丸ができた」等と新発見でした。まだまだ水で出来る実験に興味をもっているので、今後も取り入れ興味・関心を高めていきたいと思います。

8月の目標

*汗をかいたら衣服を着替えるなど、自分で気づき身の回りの始末を丁寧に行おうとする。
*十分な水分補給、休息をとっていく。
*水、泥などの身近な素材を使って、友達や保育者と一緒に夏ならではの遊びを楽しむ。

ゆりぐみ【時の記念日】

 6月10日の「時の記念日」に、時計の仕組みを知らせながら時計を作り、実際に一日の流れにそって針を動かして遊びました。まだ長い針と短い針が「時」「分」のどちらをさすのか理解するのは難しいですが、一緒に動かしたり、声をかけて知らせていきました。みんな楽しんでおり、針を動かして「これ何時?」と見せ合ったり、保育者に何時か聞く子も見られ、興味も高まっていました。最後に「何時が好き?」と聞くと「給食の12時」「おやつの3時」「お迎えの6時」など、それぞれ好きな時間を見つけることができました。園では、時計を使って活動や準備、片づけ、食事などを行っていますので、ご家庭でも時計を取り入れた取り組みをされてみてください。

7月の目標

*夏期の健康・衛生に留意し快適に過ごせるようにする。
*夏ならではの全身を使った遊びを保育者や友達と楽しむ。
*身近な動植物や夏の自然事象に触れ、興味・関心を持つ。

ゆりぐみ【初めての英会話】

 英会話の先生の元気な「good morning~!」から始まる英会話。恥ずかしくて戸惑う子もいましたが、歌や手遊びやダンスなど、常に体を楽しく動かす中で自然に笑顔になり、英語に触れてとても楽しそうな子ども達でした。英語の正しい発音や意味は分からないなりにも、先生の真似をして一生懸命発音していました。最近では英会話以外の時間でも、色を「RED」「YELLOW」と言ったり「B・I・N・G・O」の歌や「January、February…」の歌を口ずさんだり、ダンスをする姿も見られています。これからも楽しみながら英語に親しんでほしいと思います。

6月の目標

*梅雨期の健康・衛生面に気を配りながら、心地よい生活ができるようにする。
*生活の仕方がわかり、身支度や片付けなどを励ましや声掛けの中で自ら取り組む。
*梅雨期の身近な事前事象や生き物に興味・関心を持ち、観察したり触れたりそれらの面白さ、不思議さに気づいていく。

ゆりぐみ【正しい姿勢で座れますか?】

 コロナ禍で、机上で対面になることを避けるために、床に座って一定方向をむいて活動することが増えました。椅子に座っている時も背筋を保持することが難しいのですが、床になると胡坐や足を投げ出したり、ひどいときは寝そべったりする子もいます。長い時間正しい姿勢で座り続けることは難しことですが、食事中、大切な話を聞くときなど、場所、時、状況に応じて正しい姿勢がとれるように声をかけています。そして、正しい姿勢で取り組んだ活動の後は、姿勢を崩したり、運動をしたりしてリラックスタイムです。正しい姿勢をとることは、身体のゆがみ予防の他にも、公共の乗り物、場所でのマナーにも繋がりますので日頃から注意していきましょう。

5月の目標

*自分でできることに喜びを感じ、身の回りのことをしようとする。
*春の自然に興味・関心を持ち、草花・虫などを観察したり触れたりして遊ぶことを楽しむ。
*戸外でのびのびと体を動かして気の合う友達や保育者と一緒に遊ぶ。

ゆりぐみ【リズム遊び】

 今年度は、遊びの中でも楽器に触れた遊びを楽しんでいきたいと思っています。鍵盤ハーモニカで音階を知ったり、いろいろな楽器に触れたりすることで、その音や特徴に興味を持ち、簡単なリズムを自然と体で感じることができるように関わっていきたいと思います。楽器遊びを通してリズムをとれるようになったり、音程を感じられるようになったりしますが個人差があります。「できない」からと楽器が嫌いにならないように一年間『楽しく』を目標に楽器に触れていきたいです。また、簡単な合奏にも挑戦し、友達と一緒に音をだすことの楽しさや目標に向かって取り組む達成感なども味わっていけるようしていきたいと思います。

4月の目標

*生活の仕方がわかり、身の回りのことを自分で行っていく。
*約束を守りながら、戸外で思いきり体を動かして友達や保育者と一緒にのびのびと遊ぶ。
*春の自然に興味・関心を持ち、植物や生き物を見たり、触れて遊ぶことを楽しむ。