保育について

園の広場

つぼみぐみ【ぐんぐんつぼみっこ】

 日に日に成長が見られる子ども達。体や手足が少しずつ動かせるようになり、行動範囲も広がっています。低月齢児は、吊り玩具を見るから手を伸ばしてひっぱたり、動かすことで音をだして楽しみます。また、寝返りから腹ばいになり、顔を上げるようになり、前進もできるようになってきています。高月齢児は、這い這いで欲しいおもちゃまで行けるようになり、柵などにつかまり立ちしながらの場所移動も早くなってきました。なかなか、通れなかったトンネル遊びも、上手に通り抜けかわいい笑顔を見せてくれます。
靴を履いて戸外へ出る子も増えつつあります。成長のスピードは、一人一人違いますが、それぞれのできることが増えてくることが楽しみです。子ども達が興味をもって、笑顔で楽しめるような環境を作っていきたいと思います。

7月の目標

*一人一人の健康状態に合わせて、保健衛生に注意しながら暑い夏を快適に過ごせるようにする。
*保育者と一緒に楽しむ中で、少しずつ水や砂などの感触に触れて夏の遊びを楽しむ。

ももぐみ【おしっこ しーしー】

 4月当初は、便器に座るのを嫌がる子もいましたが、今では嫌がることも少なくなり、トイレトレーニングを行っています。オムツの子も、座るだけでおしっこが出ない子もいますが、「しーしー」と言いながら座ったり、食後や睡眠後などオムツが濡れていない時には、成功がみられるようになってきています。早い子はパンツに移行し、便器に座って「でたよ~!」と知らせてくれることも多くなりました。成功した時には、褒めて自信へと繋げ、排泄の自立につなげていきたいと思っています。
~パンツ移行への目安として~
 ◎1回の排尿量が多くなる。
 ◎排尿の間隔が整ってくる。
 ◎トイレでの排尿できる回数が増える。

7月の目標

*暑い夏を快適に過ごしながら、簡単な身の回りの事を自分でしようとする。
*保育者や友達と一緒に水遊びや様々な感触遊びを楽しむ。

すみれぐみ【歯磨き頑張っているよ】

 先月、歯の衛生週間に遊びの中で、歯が汚れているところを磨いたり、運動遊具を使って虫歯退治のゲームを行うことで、歯磨きに興味を持つようになってきたすみれ組。歯磨きの時間には、「ばきんさん、やっつけなきゃ」と言ったり、頑張って歯磨きをし、大きな口を開けて「ばいきんさん、もういない?」と保育者に確認する子もいました。まだ、歯ブラシを持っているだけの子や歯ブラシで遊ぶ子もいるので、声をかけながら楽しく歯磨きの習慣をつけていきたいと思います。

7月の目標

*夏期の保健衛生に留意し、健康に過ごせるようにする。
*保育者や友達と関わりながら様々な素材に触れ、夏ならではの遊びを楽しむ。

たんぽぽぐみ【スプーン・お箸きちんと持てるかな?】

 給食で、お箸を使って食べていますが、なかなか食べ物をつかめないと、ついつい手を使って食べてしまう子が…。その都度「お箸を使って食べてね。」と声をかけると、最初は箸で食べようと頑張りますが、しばらくすると手を使っています。スプーンは鉛筆持ちで、下から持てている子がほとんどですが、箸を正しく持てる子は少ないです。箸を正しく持てないと、食べ物を挟むことができず食べこぼすことが多くなり、時間もかかってしまいます。また、クレパスや鉛筆の持ち方にもつながり、正しく持てない子は筆圧も弱くなりがちです。園では、手指遊びで、お箸を使った遊びを取り入れ、お箸の正しい持ち方を楽しみながら知らせています。すぐに出来るようになることではないので、ご家庭と一緒に取り組んでいきたいと思いますのでよろしくお願いします。

7月の目標

*夏期の保健衛生や安全に留意し、水分補給・衣服調節を行い快適に生活できるようにする。
*水・砂・泥の感触を味わいながら、友達や保育士と一緒に夏の遊びを楽しむ。

ゆりぐみ【カタツムリがやってきた】

 ゆり組のお部屋に二匹のカタツムリが遊びに来ています。子ども達は、カタツムリが気になって、飼育箱の前にずっと居座っています。「めだま!」「角があるよ!」と、顔を出したカタツムリの観察を楽しんでいます。絵本の読み聞かせをすると、“えさによってウンチの色が変わる”という事が気になってしょうがない子ども達。早速二匹のカタツムリに、オレンジの人参、緑のキュウリをやって確認することにしました。「まだ、ウンチしないかな?」と言いながら、何度も飼育箱を覗いていました。すると、ある子が「なんか、ここにある!」「オレンジ色だよ。」「「こっちは、キュウリを食べたから緑だよ。」と二匹の違いを実際に見た子どもは大喜び。
これからも、子ども達の興味・関心に寄り添っていきたいと思います。

7月の目標

*夏の生活の仕方がわかり、身のまわりの事を自分で行おうとする。
*夏の自然に触れ、夏ならではの遊びを行いながら興味・関心を広げる。

さくらぐみ【だって、だって】

 子ども達との会話の中では、最近よく聞かれる言葉が「だって〇〇なんだもん。」です。
●忘れ物をしたときに「だってお母さんが…」
●何か注意されたり、お友達と喧嘩をしたときに「だって〇〇くん(ちゃん)もしてたもん」
●何かうまくいかなかったときに「だってできないんだもん」
自分を正当化するために人にせいにしたり、言い訳をしたりすることが増えています。誰でも、言い訳をしたい気持ちはわかりますが、素直に「ごめんなさい」といえる子どもの気持ちを受けとめながら関わっていきたいと思います。ご家庭でも、どんな時にお子さんの「だって」がでてくるのか聞いてみて下さい。

7月の目標

*夏期の健康な過ごし方がわかり、快適に過ごせるようにする。
*夏ならではの開放的な遊びを全身を使って楽しむ。
*夏の身近な自然事象に興味・関心を持つ。