保育について

園の広場

つぼみぐみ【トイレで しーっ】

 高月齢児は、布パンツ着用を少しずつ始めました。寒い為間隔が近く失敗もありますが、失敗を繰り返すうちに濡れて気持ち悪いと感じ、それを知らせようとすることで成功へと繋がります。失敗を叱るのではなく「気持ち悪いね」「きれいにしようね」と共感するような関りをもち、安心して仕草や態度で知らせることができるようにしていきたいです。また、タイミングがあいオマルや便器で排尿ができたときも一緒に共感してあげて下さい。
【トイレトレーニングのポイント】
➀オマル・便器に座ることに慣れる。嫌がるときは無理しないようにする。
②座るポイントは、オムツが濡れていない時や食後や睡眠後など生活の節目に誘うとリズムがつきやすい。

2月の目標

*一人ひとりの体調に留意し、寒い時期を元気に過ごせるようにする
*冬の自然に興味を持ち、見たり触れたりして遊びを楽しむ

ももぐみ【乾布摩擦頑張っています】

 お昼寝前にみんなで乾布摩擦をしています。クルクル巻いた大きなタオルを、小さな手でしっかり持って「ここどこ?」と尋ねると「おっぱーい」と嬉しそうに答え、両手を左右にゴシゴシと動かします。手を下にずらして「ここはどこ?」と尋ねると、またしても「おっぱーい」と答える子ども達。「違うよ、お腹だよ」と楽しい言葉のやり取りの中、体の部位を知らせながら行っています。背中は列になって、お友達の背中を「いーち、にーい、さーん…」と数をかぞえながら擦ります。しだいに身体はポカポカあったかくなり、気持ちよくお昼寝ができます。洋服の上からでも皮膚に刺激を与えることで血行がよくなり体温が上昇することで免疫力を高めることができるそうです。ご家庭でも一緒にされてみませんか。

2月の目標

*自分でしようとする意欲を大切にしながら、できることに喜びや自信を持てるようにする
*簡単な約束を知らせてもらいながら、身体を動かす遊びを楽しむ

すみれぐみ【楽しかったお正月遊び】

 お正月遊びで凧揚げをしました。自分たちで作った凧を持って外に出ると「早く飛ばしたい!」「どうやってするのかな?」とやる気満々の子ども達。当日は風があまりなく、苦戦していましたが、風に乗って凧が揚がると「先生できた~!」と大喜びでした。またクラスだけでなく異年齢児とも、色々な正月遊びに触れることができました。かるた取りでは遊びを年長児が進めてくれ、絵札を並べ準備をする間、〝まだかな~“と札を囲みながら目を輝かせていました。年長児が字札を読みあげると、きょろきょろしながら絵札を探し、見つけると身を乗り出しながら全身で札に手を伸ばして付き、皆で大盛り上がりのかるた取りでした。大きい子に遊び方を教えてもらいながらクラスとはまた違ったお正月遊びを楽しむことが出来ました。

2月の目標

*簡単な身の回りのことを促されたり、見守られたりするなか自分で行い出来る喜びを感じる
*いろいろな遊びの中で、気持ちや自分の思いを言葉で表現したり友達や保育者と言葉のやりとりを楽しんだりする。

たんぽぽぐみ【お正月遊びって楽しいね】

 先月はお正月遊びを楽しみました。中でも、一番盛り上がったのが“カルタ遊び”で、まだ文字が読めない子ども達は、保育者が読む札を一生懸命聞きながら絵札とにらめっこ!札を取りたいあまり、焦ってお手つきをしたり、自分が取りやすいように札を傍らに集めたり、時には一斉に手を伸ばし「僕が先だった!」と札の取り合いになることもありました。勝ちたいため誰もが必死でトラブルになることも度々です。しかし、ルールを改めて確認すると素直に聞き入れ遊びを継続的に楽しめていました。また、繰り返して遊ぶことで、自分の名前の文字を探したり、とれた数や量を友達と比べたりして学びにも繋がっていました。 昔から受け継がれた遊びには、子ども達の成長を育む遊びがたくさんあるので、これからも取り入れていきたいです。

2月の目標

*寒い時期の過ごし方を知らせ、安全で健康に過ごせるようにする
*冬の生活の仕方が身につき、自分でしようとする
*寒さに負けず、冬の自然を見たり触れたりし、体を動かして遊ぶことを楽しむ

ゆりぐみ【食べ物の栄養について】

 赤・黄・緑の栄養素について話をしました。そして、自分で考えて数種類の食材をそれぞれの色の部屋に分類していきました。わからないなりにも「ここかな?」「お肉は赤よね」と考える姿が見られ、最後は答え合わせまで、みんなでできたので「これは緑か~」と気付き、学びになったようでした。中には、なかなか家庭で食事を食べない子に、それぞれの食材の栄養素を知らせながら食べるよう声をかけているご家庭もいらっしゃいました。その子から「牛乳はカルシウムだよね。」という嬉しい発言も聞かれました。日々の取り組みが、こういう場面で見られ日々の積み重ねの大切さを再確認しました。

2月の目標

*健康に過ごせるよう手洗い・うがい・威風の調整をするなど、冬の生活に必要な習慣を身につける
*友達と共通のイメージをもって遊びを進めたり、工夫したりする楽しさを味わう
*雪や氷、霜柱などの自然事象を見たり、触れたりしながら興味・関心をもつ

さくらぐみ【おもいやり】

 生活や遊びの中で、人にぶつかり相手が痛がっていると「ただぶつかっただけたい」とか「ごめんって言った!」という男の子がいました。故意的にしていないと、相手の立場に立って考えられなかったり「ごめん」と言えば全て解決すると思っていたりする子がいます。「相手の立場になってごらん」「気持ちを込めて謝るんだよ」と言っても言葉で知らせていくことはなかなか難しいことです。しかし、「わくわく広場(異年齢児遊び)」等では自ら小さい子の手をとり「こっちよ」「こうするとよ」と優しく声をかけている姿が見られます。小さい子には優しくできても同年齢だとプライドもあり、ちょっとしたことでも対立が起きるようです。いろいろな人と関わる中で相手の痛み、悲しさを知らせていきたいです。

2月の目標

*冬の健康な過ごし方がわかり、自ら気をつけて生活しようとする
*一つの目的に向かって互いに協力したり、認めあったりする中で仲間意識を深めていく
*身近な冬の自然事象に自ら関り、考えたり、調べたりしながら関心を高める