保育について

園の広場

つぼみぐみ【モグモグ カミカミ】

 食事は、食べさせてもらう子もいれば、大きい子は自分でスプーンや手づかみで食べています。手づかみ食べは、食べ物を目で見て確かめて、手指で掴んで口まで運び入れるという距離感をつかむことができ、また、食器・スプーン・箸などの用具を使って食べるようになるための大切な過程です。最近は、少しずつ好き嫌いも出てきたようで口に入れても出してしまったり、皿の外に出してしまったりする子もいます。しかし、メニューによっては食べられることもありますので、いろいろ調理形態を変えながら食べられるようにしていきたいです。これから収穫の秋、食欲の秋となってきますので、様々な食材に慣れ、食べることへの興味に繋げていきたいです。

9月の目標

*気温の変化に留意しながら、一人ひとりの体調を整え、健康に過ごせるようにしていく。
*戸外に出て、体を動かし探索活動を楽しんでいく。

ももぐみ【セミさんはどこかな?】

 先月は、カブトムシ・クワガタ・セミなどの夏の虫にふれました。カブトムシは本物を見ることができ、興味深々に近づき優しく触れる子や手にのせると大喜びで笑顔で見せてくれる子、興味はあっても恐怖心があり近くに連れてくると顔を振って嫌がる子など様々な反応がみられました。小さい子にとっては、本物を見ることは大切なことで、実際に目で見て触れることで、物と名前と一致できるようになってきます。これから言葉を獲得していく子ども達にいろいろな物を見せて成長発達に繋げていければと思います。また、生き物に関しては小さいときから命の大切さを知らせていきたいと思います。

9月の目標

*気温の変化に留意しながら、生活リズムを整え、健康に過ごせるようにする。
*身近な人や異年齢児と関り、体を動かして遊びを楽しむ。

すみれぐみ【ペタペタ。プニュプニュ】

 先月は、ボディーペインティングやスライムつくりなど、いろいろな感触遊びを楽しみました。ボディーペインティングでは、初めは嫌がる子もいましたが保育者が一緒にしていくことで少しずつ慣れ、自分の身体につけたり、お友達とつけあったりしながら感触を楽しむことができました。スライムつくりでは、お手本を見るときから興味津々でした。好きな色を選びグルグル混ぜ完成すると「気持ちいい」「プニュプニュ」と感触を楽しんでいました。子ども達は実際に触れる・嗅ぐ・聞く・味わう・見るの五感を使い様々なことを吸収していきます。今後も五感を刺激しながら遊びを楽しみ好奇心を育てていきたいです。

9月の目標

*夏の疲れや室内外の気温差から体調の変化に留意し心身の疲れを癒す。
*友達と関わりながら、体を動かして遊ぶことを楽しむ。

たんぽぽぐみ【手洗い忘れずに!】

 排泄後の手洗いを忘れがちな子ども達。保育者が「ばい菌ついているよ」と声をかけことで、気づいて手洗いを行っています。そんな中、自ら手を洗い「先生、わたしハンカチ持ってきたよ。」と言って嬉しそうに手を拭いている子がいました。Aちゃんが自ら手を洗ったのは、持ってきたハンカチを使いたかったということもありますが、その後もAちゃんは忘れずにハンカチを持ってきて手洗いと手拭きができています。手洗いの理由としては疑問もありますが、子どもはちょっとしたきっかけが良い方向に繋がることがあります。水が冷たくなると手洗いの習慣がつきにくいので、この時期に少しでも自ら手洗い・手拭きができるようにしていきたいと思います。

9月の目標

*夏から秋への季節の変化を知らせてもらいながら生活の仕方を知る。
*保育者に見守られながら自分の気持ちを伝え、簡単なルールのある遊びを保育者や友達と一緒に楽しむ。

ゆりぐみ【ことば】

 大人が驚くほどいろいろな言葉を知っている子ども達。しかし、言葉の中には「ばか」「きらい」など相手が嫌な思いをする言葉も聞かれます。子ども達にとっては楽しい、面白いという思いでつかっていることもあり、いわれた相手のことまで考えることはまだ難しいです。日々のなかで、その都度声かけをしながら自分がいわれたらどう思うかなど一緒に考えているところです。また、日常生活の中で「先生、お茶!」などと単語のみですませてしまうことがあります。保育者自身もその言葉だけで思いや要求をくみ取ってしまうことを反省し、どうしてほしいのか尋ねながら「お茶がなくなったので下さい。」と自分の思いを正しく伝えることができるように関わっていきたいです。

9月の目標

*夏の疲れや気温の変化による体調の崩れに留意し、健康に過ごせるようにする。
*自分の気持ちや考えを伝え、相手の気持ちを知りながらルールのある遊びや集団遊びを楽しむ。


さくらぐみ【力を合わせて】

 運動会に向け友達と力を合わせたり、競争したりすることを楽しむ子ども達。運動会の日も近づいてきていることで子ども達の気合の入れ方も最初の頃と比べると違います。かけっこでは、本気で走っている分、負けると悔し涙を流したり、歯を食いしばったりする姿。組体操では「もっとくっついて」「足を伸ばして」と子ども達の中から力を合わせようと声が聞こえることもあります。マーチングでは、友達の音を聞きながら音を合わせたり、旗の動きを合わせることの難しさを知り、まだ自信のない不安げな表情の子もいますが、友達と一緒に頑張っています。様々な経験や生活を通して協力すること、周りの人のことを考える力もつけていきたいです。

9月の目標

*適切な運動と休息の必要性を知り、健康・衛生に留意して生活する。
*友達と一緒に目標に向かって頑張り、達成感・満足感を味わう。
*身近な自然に関心を持ち、季節の変化に気づく。