保育について

園の広場

つぼみぐみ【乳幼児突然死症候群(SIDS)について】

 「乳幼児突然死症候群」については、ニュースで知られているかと思いますが、今、就寝時に窒息してしまうケースが多数起きていて、不慮の事故のうち約8割が窒息死といわれるほど0歳児の就寝時には、注意が必要となっています。就寝時の窒息死の原因1位は、顔がマットレスに埋まる、2位が掛け布団などの寝具が顔を覆う、首に巻き付くでした。この窒息事故の防止のためできるだけベビーベッドを使用し(安全基準の検査に合格した製品につくマークPSCマークのもの)、すぐに払いのけられる子ども用の掛け布団、顔が埋まらない固めの敷き布団や枕を使い、仰向けに寝かせていくことも大切になってきます。園でも、就寝時は特に気をつけうつぶせに寝かせず、近くに覆いかぶさるものはないか、また5分おきにしっかり呼吸をしているかチェックしています。今後も、安心して十分に眠れるような空間作りに配慮し、事故防止に努めていきたいと思います。特に、これから寒くなる時期に増えると言われていますので、ご家庭でも寝具など確認されてみて下さい。

12月の目標

*気候や体調に応じて、動きいやすい衣服に調節しながら丈夫な体を作り健康に過ごせるようにする。
*保育者の模倣をしながら季節の行事に親しみ、興味をもって遊びを楽しむ。

ももぐみ【どんぐりコロコロ】

 秋の自然物として、どんぐりを見せると「どんぐり!」と大喜びの子ども達。 ♪どんぐりころころ~♪と両手を胸の前でクルクルさせながら歌いだす子もいました。どんぐりを一つずつもらって転がす遊びでは、何度も転がして楽しむ子もいれば、転がすのはもったいなくて大事に握りしめている子など様々でした。
歌に合わせて手に隠したどんぐりを「どっちでしょ?」と当てる遊びでは、「こっち!」と指さしてどんぐりが出てくるのを期待し、出てくると嬉しそうな笑顔を見せていました。中には、保育者を真似して「どっちでしょ?」といいながら、どんぐりを持った手(片手のみ)を見せに来る子もいました。
これまで、絵本や遊びの中で隠れたものを「見つける」ことを知らせ楽しむことが出来ていましたが、今回の遊びを通して「見つける」だけでなく、「どっちでしょ?」の言葉と共に「(手に)隠す」という認識も少しはもてたようです。言葉と動作が一致するためには、繰り返し伝え経験することが大切ですので、これからもいろいろな言葉に興味がもてるように関わっていきたいと思います。

12月の目標

*寒い時期においても保健的で安全な環境のもと、健康で快適に過ごせるようにする。
*いろいろな遊具に触れ、保育者や友達と体を十分に動かして遊ぶ。

すみれぐみ【イヤイヤ期】

 ご家庭で「イヤイヤ!」が増えていませんか?最近、保護者の方から「イヤイヤがひどくて困っています。」というお話をよく聞きます。自分で出来ることが増えた反面、まだ一人では出来ないことも多い2歳児。自分で考え、自分の思うようにしたいのに出来ないことに葛藤しているのです。思い通りにいかないとかんしゃくを起こしたり、反抗的な態度をとったりします。そっと見守り、時間がたって声をかけると落ち着く子もいますが、手を出したり、物にあたったりする子もいます。見守り、受け入れることは大切なことですが、していいことと悪いことは少しずつ分かってきているので、反抗期中であっても善悪の区別はしっかり知らせていきましょう。大人にとっては関わり方が難しい時期ですが、誰もが通る成長過程の一つだと捉え、保育園と家庭とで連携をとりながら反抗期を乗り越えていきましょう。

12月の目標

*冬の健康な生活を知り、自分で行いながら元気に過ごす。
*保育者や友達とごっこ遊びや見立て遊びをしたり、行事に参加することを楽しむ。

たんぽぽぐみ【カスタネット 楽しいね】

 歌をうたうことが大好きな子どもたち。振りをつけたり、手拍子をしながら歌ったり、身近な楽器を歌に合わせて音を鳴らして楽しんでいます。特にカスタネットを使っての基本的なリズム打ち遊びは、定期的に取りいれることで、カスタネットをつけるのがやっとだった子ども達が、少しずつ保育者の打つリズムを模倣して、拍子を刻んだり、休符の入ったリズムもとることができるようになってきました。中には、苦手の子もいますが、頭の上やお尻で叩いたり、お手叩きのように友達のカスタネットを叩いたりと変化をつけることで楽しんで行っています。発表会では、ちょっぴり難しいリズムにも挑戦しますのでご期待下さい。
また、現在さくら組や学童の演奏を聴く機会があり、自分たちが触れたことのない楽器を見たり、音色を聴くことができ興味津々です。演奏する姿を模倣するかわいい姿も見られ、いつか演奏できることを楽しみにしているようです。

12月の目標

*冬の生活の仕方を知り、身の回りのことを自分からしようとする。
*様々な遊びを通して、友達や異年齢児との関わりを深める。
*身近な自然の変化や年末の行事に興味・関心を持つ。

ゆりぐみ【タイヤひきゲーム】

 2チームに分かれて、真ん中に置かれたタイヤを取りにいくというゲームを行いました。陣地にタイヤを多く取ってきたチームが勝ちというルールですが、遊びはすぐに理解して遊ぶことができました。その中で、一つのタイヤを数人の子で引っ張りあっている様子がありました。“手伝わないと”と言って中に入っていく子や周りで“がんばれー”と応援する子“押さないで”とトラブルになる子もいました。2回戦では、“僕はあっちに行くから”と作戦を考える子も見られ、遊びの中でも小さな成長が見られるようになりました。小さなトラブルもまだまだ多いですが、いろいろな経験を通して友達と関わって遊ぶことの楽しさを感じ、どうしたら楽しく遊べるか学んでほしいと思います。

12月の目標

*気温の変化に応じて衣服の調節を行ったり、手洗いうがいを習慣づけながら過ごす。
*友達との関わりを広げていきながら一緒に遊ぶことを楽しむ。
*身近な自然事象や社会事象に興味・関心をもつ。

さくらぐみ【大きいどんぐりみーつけた!】

 だんだんと秋が深まり、色づいた葉や木の実など様々な自然に触れていきました。先日は公園に落ちたどんぐりを拾いに出かけました。じーっと見つめ、どんぐりを探す子ども達。見つけると「あっ!あったよ。見てみて。」と、とても嬉しそうです。「こっちにはどんぐりの帽子もあるよ。」と互いに知らせあいながら探していました。その中で「あれ?こっちのどんぐりは、あっちのより大きいよ。」「お母さんどんぐりと子どものどんぐりかな?」などと様々な声が飛び交います。そこで、持ち帰ったどんぐりを図鑑で調べて見ることにしました。すると、どんぐりがなる木ごとに、大きさや形が違うことに気づいた子ども達。自分が拾ったどんぐりを図鑑と見比べながら「これは○○の木のどんぐりかな。」「私のは○○の木」と嬉しそうに見せ合っていました。また、きれいな色の落ち葉や違う木の実を見つけては、いろいろな意見を言い合っていた子ども達でした。
これからも、友達と一緒に調べたり、考えることの楽しさを味合わせていきたいと思います。

12月の目標

*病気の予防や衣服調節など、季節の変化に応じ健康に過ごすための習慣を身につける。
*共通の目的に向かって協力したり、考えを出し合って進めていく楽しさ、達成感を味わう。
*異年齢児や友達との関わりの中で、人の立場を考えて行動したり、思いやりの気持ちを持って行動しようとする。