保育について

園の広場

つぼみぐみ【ちょうだい!どうぞ!】

 先月、お店屋さんごっこに参加しました。八百屋さん、お菓子屋さん、おもちゃ屋さんなどたくさんのお店を見ると子ども達の顔は「何だろう?」という期待に満ちあふれていました。 保育者と一緒に各お店を回ると高月齢の子は自分で興味を持った商品を手に取って見たり、指をさして「これがほしい!」と訴えてきたり楽しむ事ができました!低月齢の子も保育者と一緒に買い物をして遊びの雰囲気を味わうことができました!その中で、保育者の「ちょうだいしようね?」という声かけに手のひらを差し出したり、お金を払う時は保育者からお金をもらうとお店屋さんに「どうぞ。」と渡すこともできました!子ども達は、少しずつ言葉の理解ができています。大人が、子ども達の思いを十分に受けとめていくことで、コミュニケーション能力の基礎が培われていくので、思いを聞き逃さないように努めています。また、喃語や一語文を話す姿も多く見られているので、言葉を話す楽しさも遊びを通して知らせていきたいです。

11月の目標

*一人ひとりの健康状態の把握に努め、季節の変わり目の時期を健康に過ごせるようにする。
*身の周りの物に興味を持ち、戸外やホールなどの広いスペースで、のびのびと身体を動かして遊ぶことを楽しむ。

ももぐみ【お着替え、頑張っているよ!】

 4月の頃は、おむつやズボンに足を入れるので精一杯だった子ども達ですが、今は自分で履こうとしたり、声をかけられることで頑張ってしてみようという姿が見られています。前後間違いで着てします子もいますが、履けたことを誇らしげに見せてくれ、子ども達のやる気を感じています。足が2本同じ穴に入ったり、お尻の部分があげられない子もいますが、さりげなく援助し、やる気の気持ちが途切れないように関わっています。高月齢児は上着を着ることにも興味をもってきているので、頭を通したり袖を通すなど、一つずつやり方を知らせながらできていることを増やしていきたいです。『自分で!』の気持ちが、子ども達を成長させますので、その気持ちを損なわないように見守りたいです。

11月の目標

*一人ひとりの体調に留意しながら、薄着で健康に過ごせるようにする。
*保育者や友達と秋の自然に触れて遊ぶことを楽しむ。

すみれぐみ【これなぁんだ?】

 秋は食欲の秋とも言われ、食べ物がおいしい季節です。旬の食材や身近な食材のりんごや梨・かぼちゃ・ごぼう・さつまいも等様々な食材を知らせていきました。料理をされたものを見る機会はあっても食材そのものを見る機会がなかなかない子ども達にとって、ごぼう等は名前を知らない子もいました。今回りんごや梨・かぼちゃを子ども達の目の前で半分に切って外側と中身の色の違いについて知らせました。いつも目にするものは皮をむいたり、種を取り料理されたものなので「うわぁ!」と驚いたり「種がある!」と気づく子もいました。大人の中では当たり前のことも、子ども達は見て始めて知るいうことが多くあります。見たり、経験する中でいろいろなことを知ったり、気づくことができたらと思います。

11月の目標

*自分でできることを喜んだり共感してもらい、簡単な身のまわりのことも保育者に見守られながら自分でしようとする。
*ごっこ遊びや見立て遊びを楽しむ中で、友達と関わりながら遊ぶ喜びを感じる。

たんぽぽぐみ【どっちが高い?低い?】

 子ども達が大好きな砂遊びをしました。多くの子が穴を掘ったり、型抜きをして遊んでいる中、R君は掘った砂を一生懸命積んでいました。「お山みたいだね。」の一言「R、大きいお山つくる!」と、更に砂を積んでいました。それを見ていた友達が「R君、一緒につくっていい?」「私も入れて!」と言ってきて、数人の仲間でつくり始めました。側にいた数人の女の子達は、「私達もR君より大きなお山つくろう!」「Yちゃん、手伝って!」と言って、山つくりの競争のスタート!両グループも頑張り勝敗はつけることはできませんでしたが、「たかいね。」と、友達と一緒につくりあげたことを喜び合うことが出来ていました。また、保育者が「どっちの山が高くなるかな?」と声をかけたことで、2つの山を比較するとき『大小』ではなく『高低』で表現することができました。今後も、子どもの成長へと繋がるような言葉かけ、関わりをしていきたいです。

11月の目標

*薄着の習慣をつけ、保健衛生に留意して健康に過ごせるようにする。
*秋の変化を感じながら戸外で元気に遊ぶ。
*友達とイメージを共有し、表現することを楽しむ。

ゆりぐみ【いらっしゃいませ~】

 待ちに待ったお店屋さんごっこ!ゆり組では、始めて買い手だけではなく、売り手にも挑戦しました。少し難しかったですが、「50円の商品を100円で買ったらどうすればいい?」という問いに「買えない。」「分からない。」という子が多くいた中に「もう一個商品をあげたらいい。」という答えもありました。50円のお釣を遊びの中で知らせていきました。当日、お店屋さんごっこでは、恥ずかしそうにする子もいましたが、だんだん大きな声で「いらっしゃいませ~」と呼びかけられるようになり、商品とお金の受け渡しを楽しむことができました。終了後、実際お店屋さんでは、商品とお金の交換以外にどんなことに気をつけたらよいか尋ねると、品物を触らない、お店を走って回らない、お母さんの近くにいる、等の意見がでました。社会ルールとして、ご家庭でも一緒に考えてみて下さい。

11月の目標

*気温の変化に気づき衣服の調節を行ったり、手洗いうがいを行い健康に過ごす。
*寒さに負けない身体作りをし、のびのびと身体を動かして遊ぶことを楽しむ。
*保育者や友達と共通の目的を持って活動したり遊ぶことを楽しむ。

さくらぐみ【缶蹴り楽しいね】

 けいどろや氷鬼など、いろいろなルールのある遊びを楽しめるようになってきた子ども達。先日は始めて、缶蹴りをして遊びました。缶を守りつつ相手の捕まえたい鬼と、隠れながらも缶を蹴りたいと逃げる子ども達。駆け引きが大切になってくる遊びですが、初めのうちは遊びがよくわからず全然進まずにいました。そこで、
まず保育士が鬼になり、ルールを知らせながら行っていきました。何回かするとルールがわかり、逃げる子同士で作戦会議です。おとりになる子と、缶を蹴りに行く子、失敗して捕まるときもありますが、成功すると「やった!」と大喜びで楽しむ事ができました。それからは、子ども達だけで楽しんでいます。これからも、いろいろな遊びを提供したり、一緒に楽しんでいきたいと思います。

11月の目標

*気温の変化に応じた過ごし方がわかり、薄着の習慣を身につける。
*友達や異年齢児と共に、共通の目的を持って遊ぶ楽しさを味わう。
*身近な自然の変化に、興味・関心を持ち、それらを遊びに取り入れて楽しむ。