保育について

園の広場

つぼみぐみ【お外、気持ちいいね】

 室内だけでなく、テラスや戸外に出ながら気分転換を図り、心地よい風を感じたり、ポカポカと日ざしを浴びながらいつもと違う空間で遊んでいきました。テラスに準備していると、待てずにゴソゴソ這って、小さな段差を乗り越えて部屋から出てくる子もいました。テラスでは、中庭を泳ぐ鯉のぼりをじっと眺めたり、いろいろな年齢の子ども達が、声をかけてくれて触れ合う機会ももてました。また、カートに乗っての散策では、気持ちよく、毎回必ず誰かはウトウト眠ってしまっています。健康な体作りの一つとして外気浴や散歩を取り入れていますが、その効果として 
1. 昼夜の区別がつくようになる。
2. 子どもの生活リズムができる。
3. 好奇心で心と身体が成長する。
4. 外気に触れることで抵抗力が高まる。
などありますので、天候や時間的なことにも配慮しながら今後も取り入れていきたいです。

5月の目標

*一人ひとりの生活リズムを大切にし、生理的欲求を満たしていくことで、心地よく過ごせるようにする。
*春の自然に触れながら、散歩や外気浴を楽しむ。
*保育士と触れあいながら、心地よい関わりの中で、機嫌よく遊べるようにする。

ももぐみ【おいしいなぁ】

 給食の時間になると、自分で手洗い場に行ったり、席についたりする姿が見られるようになりました。手づかみながらも、自分で食べたり、スプーンを持ってすくって食べようとしています。最後まで一人で食べてしまう子はまだ少なく、途中で保育士の介助を求めることが多いです。食感や味の違いがわかり始めたことで、好き嫌いも出てきますが、小さくしたり、他のものと一緒に与えることで、少しずつ慣れて食べることができるようにもなってきています。ご家庭でも、焦らず成長を見守りながら、食べることができるようにしていきましょう。また、食べこぼしが多い時期なので、つい食べさせたくなりますが、下に新聞紙を敷いたりして工夫しながら、自分で食べる喜びを感じることが出来るようしたいですね。

5月の目標

*新しい環境に慣れ、生活リズムを整えながら、心地よく過ごせるようにする。
*春の自然物に興味を持ち、見たり触れたりしながら、遊びを楽しむ。

すみれぐみ【片付けできるかな?】

 進級・入園し一ヶ月が経ちました。ロッカーや座席、タオル掛けなどの場所を自分のマークを通して覚えていきました。自分のマークを探すことから始まり、「先生、あったよ~」と教えてくれる子、自分のマークはわかるけれど、どこに入れていいのかわからず友達の所に入れてしまう子、新しい部屋が嬉しくて片付けるのも忘れて探索して回る子とそれぞれでした。でも、遊びの中で、片付けごっこを取り入れたり、毎日行っていくことで、少しずつ成長が見られています。最初は、何でもできないことからのスタートですが、大人の援助の中で少しずつできるようになり、自分でやってみようという気持ちがうまれ、小さいことの積み重ねが、子どもにとっては大きな成長の第一歩に繋がります。今後も、いろいろなことにチャレンジできる環境をつくっていきながら出来た喜びをたくさん味わっていけるようにしていきたいです。

5月の目標

*保育士の援助を受けたり、やり方を知らせてもらいながら、身の回りの事を自分でしようとする。
*保育士や友達と一緒に身近な自然を見たり、触れたり、戸外でのびのびと体を動かして遊ぶことを楽しむ。

たんぽぽぐみ【遠足に行ってきました】

 前の日の雨が嘘のように、すっきりとした天気に恵まれたえんそく。ゆり組さんと手を繋いで「菜の花があるよ。」「たんぽぽ!」と、楽しく会話をしたりしながら歩くことができました。また、すれ違う人に「おはようございます。」と、元気よく挨拶をすることができました。去年は、歩くスピードもゆっくりで、転んで泣いてしまう子や眠ってしまい、往復歩けなかった子もいました。今年は、転んでも泣かずに、眠ってしまう子も子もなく、全員元気に往復歩くことが出来、成長を感じました。しかし中には、まだ歩いている時に足が上がらずに転んでしまったり、ちょっとした段差につまずいてしまう子もいました。戸外で元気に遊んだり、運動用具を使った遊びなどを取り入れ、歩く、走る、跳ぶなどの基本動作がしっかりできるようにしていきたいです。

5月の目標

*生活の流れがわかり、保育者に見守られながら、簡単な身の回りの事をしようとする。
*様々な遊びの中で、自分のしたいことを見つけたり、のびのびと体を動かすことを楽しむ。

ゆりぐみ【グループ決め】

 ゆり組になり、自分たちでグループ名を話し合って決めました。動物の名前と全員で決めていたので、どんな動物の名前がでるか保育者自身がワクワクしていましたが、身近な「いぬ」などではなく、「カンガルー!」「コアラ!」と、様々な動物の名前がでてきました。グループの話し合いは「うさぎがいい!」「ネコ!」と、一人ひとりが自分の意見を通そうとするばかりでした。決まる様子がなかったので、どうやって決めればいいのか考え、ジャンケンか多数決で決めることにしました。自分の意見が通らず、悔しくて泣いてしまう子もいましたが、話をすることでジャンケンで負けたことを認めて、その後は納得することができました。
自分達で話し合うことは、まだ難しいですが、保育者が仲介することで、自分の考えを言ったり、友達の考えを聞いたりしながら、今後も簡単な話し合いの機会をつくっていきたいと思います。

5月の目標

*生活の仕方がわかり、身のまわりの事を自分でしようとする。
*身近な自然に興味を持ち、草花や虫に触れていきながら保育者や友達と一緒に遊ぶ。

さくらぐみ【生き物大好き!】

 春はいろいろな草花や生き物が元気に活動を始める季節です。生き物大好きな子どもたちは、ありやダンゴムシ、テントウムシに夢中です。外に出るとすぐに探し始め、しばらくすると「先生見て!」と、手のひらいっぱいのダンゴムシを嬉しそうに見せてくれます。また、ある日は、ありを見つけた子ども達。たくさんのありが群がる、ありの巣を発見しました。「中は、どうなっているのかな?」と保育士が尋ねると、一生懸命考えたり、知っていることを教えてくれます。そこで、部屋に戻って図鑑で調べました。土の中に広がるありの巣を見て、興味津々の子ども達。「こんな風になっているんだね。」と納得です。最後に図鑑で見たありの巣と、こんなありの巣だったらと想像を加えて、絵に描いていきました。図鑑の通り描く子もいれば、靴箱まで描く子など、それぞれ楽しい作品となりました。これからも、様々な経験をする中で想像と発見を楽しんでいきたいです。

5月の目標

*生活の仕方がわかり、身のまわりのことを積極的にしようする。
*戸外や散歩など、十分に体を動かして遊ぶことを楽しむ。
*身近な自然や生き物に触れることを喜び、興味・関心をもつ。