保育について

園の広場

つぼみぐみ【お着替え頑張っているよ】

 汗をかいたり水遊びをしたりなど着替えることが多くなるこの時期。活発な子ども達にとっては、着替えることよりも「早く遊びたい!」という気持ちが強く着替えが嫌な子もいますが、「いないいないばあっ!」や「こちょこちょこちょ」とくすぐったり、肌に触れてスキンシップを取り入れたりすることで、着替えの時間も少しずつ楽しくなってきました。まだ自分で洋服を着る、脱ぐができないつぼみ組ですが、大きい子はズボンやオムツの前の部分を持って引っ張り上げようとし、小さい子も洋服の袖やズボンの入り口を広げて見せながら「ここに手を入れるよ」「足はここだよ」などと声をかけると足を上げたり、手を通そうとする仕草が見られます。何をしているのかを伝えることは着脱の第一歩!ご家庭でも声をかけながら行ってみて下さい。

9月の目標

*気温に留意しながら、一人ひとりの体調を整え、健康に過ごせるようにする。
*戸外に出て、体を動かしたり探索活動を楽しんでいく。

ももぐみ【どんな色がすき?】

 先月は、スライム・ボディーペインティングなどダイナミックな遊びをたくさん楽しみました。感触遊びでは、感触だけではなくいろいろな色にも興味を持つことが出来ました。『どんな色がすき?』の歌をうたっていることもあり、「あか」「あお」「きいろ」等の名称が言え、色がついたものを保育者に見せながら「あか」などと嬉しそうに知らせにくる子もいます。しかし、まだまだ実際の色と名称の一致はむずかしいです。「バナナの黄色はどれかな?」と子ども達が知っている『もの』を示してあげると理解しやすいようです。遊びや日常生活の中で、身の回り者に興味を示し五感を使っていろいろなことを吸収している子ども達なので、興味を持った時期を逃さないように関わっていきたいです。

9月の目標

*気温の変化に留意しながら、生活リズムを整え、健康に過ごせるようにする。
*身近な人や異年齢児と関り、体を動かして遊びを楽しむ。

すみれぐみ【虫・ムシ・むし】

 夏の虫たちと触れ合ったりなり切ったりして遊びました。カブトムシを見せると身を乗り出して取り囲み、ブロックを引っ張る力強いカブトムシを見て「すごいね~」と歓声が上がっていました。いろいろなセミの鳴き声の音源を聞かせると、真似をして「ミンミン」とか「シャワシャワ」などと声を出して楽しんでいました。最後はカブトムシの親分(保育者)との力比べ、4対1のマットの押し相撲。カブトムシやクワガタに
なりきって力いっぱい押し合い、子ども達の勝利に終わり大喜びでした。本物の虫には、怖がる子もいますが遊びを通して少しずつ親しむことができればと思っています。

9月の目標

*夏の疲れや室内外の気温差からくる体調の変化に留意し、心身の疲れを癒やす。
*友達と関わりながら、体を動かして遊ぶことを楽しむ。

たんぽぽぐみ【野菜でスタンプ、楽しいね】

 もりもり農園でトマトやオクラ、ナスを収穫しました。トマトは「これとっていいかな?」と実の色づきを真剣な表情で見ながら、オクラやナスはハサミを使って、なかなか切れずに苦戦していましたが、友達と交代しながら行い、とれた時はとても喜んでいました。その後、収穫した野菜の他にピーマン・ゴーヤなど夏の野菜をいろいろな角度で切って見せると「お花みたい」「こっちはお口みたい」と切り方によって見え方が違うことに気付いたり、何に見えるか想像したりと、とても興味津々でした。最後に、切った野菜をスタンプにして、みんなで夜空にさく野菜花火を作りました。普段は調理された野菜を見ているので、原物の野菜と結びつかない子もいます。これからも、その時季の野菜を見たり触れたりして食育へと繋げていきたいです。

9月の目標

*夏から秋への季節の変化を知らせてもらいながら、生活の仕方を知る。
*保育者に見守られながら、自分の気持ちを伝えようとしたり、簡単なルールのある遊びを保育者や友達と一緒に楽しむ。

ゆりぐみ【色水作り】

 赤、青、黄、白の4色を使って色水遊びをしました。「赤と青で紫になった。」「赤と黄色はオレンジ!」と最初は2色の色を使って予想を立てたり、同じ紫でも色の割合で色が違うこと等に気づきながら友達と楽しんでいました。 徐々に3色、4色と試す姿が見られたくさんの色ができました。自分で試して知るということは、『どうなるんだろう?』とドキドキワクワク感があり、子ども達にとって新鮮で「もっと知りたい。」に繋がります。自分だけの発見だけでなく、友達の発見にも共感し喜び合っている姿は微笑ましかったです。また、色を言うだけでなく「みかんジュース」「青りんごカルピス」等と見立てながら見せ合う姿も見られ、最後は乾杯で締めくくり、とてもいい表情が見られました。

9月の目標

*夏の疲れや気温の変化による体調の崩れに留意し、健康に過ごせるようにする。
*食事の仕方、マナーについて知り守ろうとする。
*自分の気持ちや考えを伝えたり、相手の気持ちを知りながらルールのある遊びや手段遊びを楽しむ。

さくらぐみ【戦争の怖さ・平和の大切さ】

 8月9日は長崎原爆の日。何十年も前、たった一つの爆弾でたくさんの人が命をおとしたこと、戦争は「国同士のけんか」であること、二度とこんなことがあってはいけないこと等を伝えると真剣な表情で聞いていました。、そして、さくら組では、世界で戦争が起きないように願いを込めて平和記念像を作ることにしました。初めて見る平和記念像のポーズに「なんでこのポーズ?」と不思議そうでしたが、上にあげた右手は『原爆の怖さ』を、横に伸ばした左手は『平和』を意味すること等が知らせると「すごいね。」と言いながら、みんなで一生懸命取り組むことができました。また、家庭でも一緒に鶴を折ったり、園で読んでもらった絵本の内容を話して聞かせた子も多く、家庭で平和を考えるよい機会となったのではないでしょうか。園生活の中では、まだ友達同士ぶつかり合うことも多く、少しずつ相手の意見に耳を傾け、譲り合ったりしながら仲良く過ごせるようにしていきたです。

9月の目標

*適切な運動と休息の必要性を知り、健康衛生に留意して生活する。
*友達と一緒に目標に向かって頑張り、達成感・満足感を味わう。
*身近な自然に関心を持ち、季節の変化に気づく。