保育について

園の広場

つぼみぐみ【おおきくな~れ つぼみっ子】 ~お正月遊び~

 先月はお正月遊びを楽しみました。福笑いや羽根つき、だるま積み、凧揚げなど初めて触れる遊びに興味津々だった子ども達。それぞれの遊びは、子ども達にはちょっぴり難しかったですが、羽根つきは風船を吊るして羽根の代わりにすることで、風船をねらって羽子板で「ポーン!ポーン!」と言いながらつき大喜びでした。だるま落としは、だるまのついたブロックを積んで遊びましたが、大きなブロックを持ち上げて運ぶ姿に腕や足の力が強くなったことが伺えました。また、カード(かるた)遊びは、保育者が言う動物や食べ物のカードを指さしたりしてとることができました。発語はできなくても簡単な『もの』と『ことば』と認識ができるようになってきています。遊びを工夫することで、0歳児も十分お正月遊びを楽しみ、その中で運動や認識の面でも成長を促すことができました。これからも、昔から伝わる遊びを取り入れ楽しんでいきたいです。

2月の目標

*一人ひとりの体調に留意し、寒い時期を元気に過ごせるようにする。
*冬の自然に興味をもち、見たり触れたりして遊びを楽しむ。

ももぐみ【寒いよ~、痛いよ~!!】

 雪が積もった日。お部屋から興味津々に降ってくる雪を見つめている子ども達。さっそく、ジャンバーを着て、雪遊びをするために戸外にでました。きっと大喜びするだろうと思いきや寒さで手足が痛くなり「寒いよぉ~」「痛いよぉ~」と大泣きでした。でも、保育者や優しいお兄さん・お姉さんが手を擦ってくれたり一緒に走ってくれたりして体も心もポカポカになってきました。その後は、指先でツンツンと雪に触れて「つめたいっ!」とニコニコしながら知らせる子や大きい子の真似をして雪を投げたり一緒に転がしたりして楽しく遊ぶことができました。まだまだ寒い日が続きますので、雪だけでなく霜や霜柱・氷などに触れることができればと思っています。

2月の目標

*自分でしようとする意欲を大切にしながら、出来ることに喜びや自信を持てるようにする。
*簡単な約束を知らせてもらいながら、身体を動かす遊びを楽しむ。

すみれぐみ【お正月遊びたのしかったね!】

 先月は、いろいろなお正月遊びや伝承遊びをし、カルタ遊びはお友達と一緒に保育者に言われたカードをとって楽しみました。「犬!」と言われるとすぐに探して取れたことを喜ぶ子、友達が取るのを見て楽しんでいる子、「あ~もう!」と取れなかったことに悔しがる子と反応は様々でした。遊び方やルールを理解し遊べるようになりましたが、最近は勝敗が分かり勝ち負けにこだわる子もいます。「ぼくが一番!」「私が勝ち!」と言い喜んだり、この勝敗がトラブルに繋がったりすることもあります。今までのトラブルは、『もの』や『場所』の取り合いなどが原因でしたが、少しずつトラブルも複雑になってきています。大人にとっては、面倒な事ですが相手のことを考えることができるよい機会でもあるので、丁寧に関わっていきたいと思います。

2月の目標

*簡単な身の回りのことを促しや見守らながら自分で行い出来る喜びを感じる。
*いろいろな遊びの中で、気持ちや自分の思いを言葉で表現したり、友達や保育者とことばのやりとりをしたりして楽しむ。

たんぽぽぐみ【何でも食べて元気いっぱい!】

 食育で、赤・黄・緑の食べ物の種類と、それを食べることで体にはどんな力が出るかについて、話がありました。最初は「リンゴは赤いのに、どうして赤の仲間じゃないの?」等という声が聞かれましたが、ポスターを見たり、給食の時間に一緒に確認したりすることで興味を持ち、少しずつ食べ物の仲間分けや役割を覚えていきました。そんなある日、子ども達と朝ごはんの話になり、「先生の朝ごはんは、パンとりんごと…」と言うと、食べ物の役割表を見ながら「先生すごい、赤も黄色も緑も全部食べてきたの。」という子ども達。次の日から朝ごはんに何を食べてきたかを報告しあったり、バランスよく食べているかを一緒に考えたりして、さらに興味へとつながっています。理解することは難しくても、新しいことを知る嬉しさを感じ、そこから苦手な物でも頑張って食べてみようとする姿も見られています。

2月の目標

*寒い時期の過ごし方を知らせ、安全で健康に過ごせるようにする。
*冬の生活の仕方が身につき、自分でしようとする。
*寒さに負けず、冬の自然を見たり、触れたりし、体を動かして遊ぶことを楽しむ。

ゆりぐみ【お正月遊び】

 羽根つきやかるた、福笑いなどのお正月遊びをしました。「知っている!」と言いながら友達ととても楽しそうでした。凧やこま、すごろくは自分で手つくりし、作ったもので遊ぶ楽しさも感じることができました。凧の骨組みを一緒に考え、どうやったら飛ぶのか話し合ったり、こまの色使いや模様の描き方で回した時にどのように見えるのか見せ合ったりしていました。また、自分たちで色を塗って作ったすごろくは、友達と競い合って楽しみ、普段の遊びの中にも取り入れるほど気に入っていた子ども達です。自分達で作ったもので遊ぶことは特別感があり、いつも以上に賑わっていました。既製品で遊ぶ事も楽しいですが、自分達で工夫して作ったもので遊ぶことで楽しさが倍増し、物を大切にしようとする心も育ったお正月遊びでした。

2月の目標

*冬の健康・安全に留意し、快適に過ごせるようにする。
*冬の自然事象に興味・関心を持ち、戸外でも寒さに負けずに元気に遊ぶ。
*日本ならではの行事や遊びに興味・関心を持ち楽しむ。

さくらぐみ【お正月遊び】

 先月は、カルタ、羽根つき、凧揚げなどのお正月遊びを楽しみました。中でもカルタとりは盛り上がり、遊びを通して文字への興味・関心をもつことができました。単に文字を知らせてもらって覚えるのでは、なかなか
興味をもつことができず苦痛にさえ感じる子もいます。しかし、遊びの中からだと『楽しい』と興味を持ち、『もっと知りたい』『してみたい』と関心につながります。実際、遊びの中で読むことに自信がない子が絵を見て確認したり、「これ、何て読むの?」と聞いたりしている姿も見られました。読めるようになると『書きたい』と思うようになり自己流でどんどん文字を書いて楽しみます。間違って覚えてしまうと直りにくいので文字は「上、左、横」から先に書くこと知らせています。

2月の目標

*冬の健康な過ごし方がわかり、自ら気をつけて生活しようとする。
*一つの目的に向かって互いに協力したり、認め合ったりする中で仲間意識を深めていく。
*身近な冬の自然事象に自ら関わり、考えたり調べたりしながら関心を高める。