保育について

園の広場

つぼみぐみ【実りの秋】

 実りの秋には、いろいろな果物や木の実に触れることができました。丸のままの果物を初めて見たり触れたりする感触、匂いなどにびっくりしたのか、触れない子、そーっと触る子など反応は様々でした。でも保育者が触って見せると、少しずつ自ら触わろうとするようになり、切ると甘い香りに誘われて、つい口に入れそうになる子もいたほどです。また、木の実遊びも、最初は触るのも恐々で、特にまつぼっくりのごつごつ感は嫌がっていました。でも、砂場でのまつぼっくり探し、、どんぐりのポットン遊び等いろいろな遊びを行い、普段行っている遊びでも素材が変わるといつもと違う感触を楽しみながら遊ぶことができていました。五感を使うことは、脳を刺激することにもつながるともいわれていますので、これからも季節のものに触れたり遊びに取り入れたりしながら楽しんでいきたいと思います。

12月の目標

*感染症に留意し、一人ひとりの健康状態を把握しながら丈夫な体を作る。
*冬の自然に親しみながら、保育者と一緒に季節の遊びや行事を楽しむ。

ももぐみ【パッチンできるよ】

 手先が器用になり、洗濯バサミやひも通しなどの手指を使った遊びもレベルアップしてきました。特に園児服を着るようになり、スナップボタンに興味をもち、自分でしようと真剣な表情で取り組んでいます。でも、凹凸を合わせるところまではできても、押すときに凹凸がずれてしまいがちです。見守る側としては、してあげたいのですが、子ども達は諦めずに取り組んでいるので、手伝いを我慢して見守っています。頑張った分「パッチン」と出来た時の子どもの達成感はとても大きく笑顔で「できたよ」と見せてくれます。どうしてもずれてしまう子は、ずれないように介助し最後の「パッチン」は自分ですることで喜んでいます。できないからと何でも大人がしてあげるのではなく、できるところまでは子ども自身が行えるように温かく見守り、自信と次のやる気に繋がるように関わっていきたいと思います。

12月の目標

*風邪や感染症に留意し、環境を整えながら健康に過ごせるようにする。
*保育者に見守られながら簡単な身の回りのことを自分で行おうとする。
*様々な言葉を知らせてもらいながら、保育者や友達と簡単なやり取りを楽しむ。

すみれぐみ【秋ってすてきだね】

 緑から茶色や黄色、赤などに変わった色とりどりの葉っぱが、風にのってちらちらと舞っています。その葉っぱを子ども達とお友達と楽しそうに集め「先生、かえでの葉っぱ!」と知らせてくれたり、たくさん集めて花束のようにして「かわいいでしょ。」と見せてくれたりする子もいました。また、池田湖公園に散歩に行ったときは、夢中になってどんぐりを拾い、お友達と見せ合いながら「○○ちゃんの大きい」「△△ちゃんのは小さい」と比べっこをする姿も見られました。中には、どんぐりの中ってどんなになっているのかな?と硬い皮をむいている子がいて驚きました。様々な自然に触れた子ども達は、一人一人違いはありますがいろいろなことを感じ興味をもつことができました。これからも自然の恵みをうけながら、豊かな感性やどうなっているのかな?という好奇心の芽を育んでいきたいと思います。

12月の目標

*冬の健康な生活を知り、自分で行いながら元気に過ごす。
*保育士や友達と見立て遊びをしたり、行事に参加したりすることを楽しむ。

たんぽぽぐみ【せいまいってな~に?】

 みんなで精米に行きました。『せいまい』という言葉に「なにそれ?」と興味津々の子ども達。10月にゆりさん、さくらさんが行った稲刈りや脱穀のことを見たり、聞いたりしたのを思い出し、自分達も出来ることがあるんだと喜びと期待をもっていました。米袋に入っている玄米を見て「茶色だよ」「いつも食べているお米じゃない」など、思い思いに口にし、お米を精米機に入れると…「わぁ~白くなった」と精米機に釘付けで、拍手と共に感性が湧きました。その後、給食の先生にお米の大切さ、一粒に7人の神様がいることをしらせてもらい、お弁当箱のご飯粒を残さないようにと食べようとしたり、「私の白米」「僕の玄米」などと覚えた言葉を使う姿も見られました。今後も、いろいろな経験を通して、食への興味・関心に繋げていきたいと思います。

12月の目標

*冬の衛生管理に留意し、一人ひとりが健康で快適に過ごせるようにする。
*冬の氏江克の仕方を知り、身の回りのことを自分でしようとする。
*年末・年始の社会事象や冬の自然事象に興味をもつ。

ゆりぐみ【かばんの準備】

 翌日の準備として、カバンの中に入れるものについて確認しながら、一つひとつ自分達で絵にしていきました。早速、あるご家庭でやってみると、オリジナルの『準備表』ということで意識も高く、イラストがあることで準備しやすかったという声を頂きました。また、タンスに貼って毎日見ながら一つひとつ準備している子もいるそうです。現在落し物があっても、自分のものかどうかわからない子、「おかあさんがしたから…」と人のせいにしたりと自分の持ち物への意識が低いようです。しかし、自分で持ち物の準備を行うと、自分の持ち物の認識が高まり、忘れ物、失くしものがなくなり、次の見通しもできるようになります。子ども達の成長のためにも、まずは親子で、次は見守りの中でと段階を踏みながら継続して取り組まれてみて下さい。

12月の目標

*寒さや活動に応じて、室内環境や衣服調節などに配慮し、健康に過ごせるようにする。
*自分の思いや考えを伝えあい、共感しながら友達と一緒に表現することを楽しむ。
*季節の変化に興味・関心を持ち、冬の訪れを感じていく。

さくらぐみ【おにぎり作り】

 6月に行った田植えから稲刈り、脱穀、精米と行いやっといつも目にするお米となりました。そこで今回のクッキングはそのお米を使っておにぎりを作り。おにぎりの中には、自分達でつけた梅干し「あかたろう」を入れます。朝から軽量カップで「一合、二合…」とはかり、水がきれいになるまで、お友達と交代しながらゴシゴシと研ぎ、お昼には、ごはんがふっくら炊き上がりました。おにぎり作りでは「梅干し苦手なんだよね…」と言う子もいましたが、量を自分で調整しながら「このくらいなら大丈夫」「たくさん入れよう」等と言いながら思い思いのおにぎりができました。三角にするのは、難しかったですが自分のおにぎりに大満足で、とてもおいしそうに食べていました。約半年、田植えからごはんになるまでの一連の流れを体験することで、お米を育てる大変さやたくさんの人や食べ物への感謝の気持ちをもつことができました。

12月の目標

*病気の予防や衣服調節など、冬の健康に必要な生活習慣を身につける。
*友達と共に一つの目標に向かって、協力して取り組む楽しさや達成感を味わう。
*冬の身近な自然や社会事象に興味・関心を持つ。